ブレスレットが運んできたもの

mahiro

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仕方ありません、と言いながら人間の姿を表したラリマーはこの間見た姿よりも大人に近づいたのか骨格がしっかりしていて、背も高くなっていた。
もしかして、話をしていくなかで少しは成長できたということだろうか。
このまま話を続けたら、いつの間にかおじいちゃんとかにならないよな………ならないと信じたい。


「あれ、ラリマーが急成長してるな。一瞬誰だか分からなかったぜ」


「何を言う。ラリマーの顔そのものだろうが」


「そうか?もっと可愛らしい見た目だったじゃん。とか言って、体力がなくてすぐにブレスレットに戻ってたから人の形とかあまり覚えてないけどな」


人の形をキープできなかったよなぁ、と懐かしむようにクォーツが言った瞬間、ラリマーを見つけたときのことを思い出した。
あれはもしかして、人の形を取って城から逃げようとしたけれど、体力の限界でブレスレットに戻った所へ俺がたまたま通りかかったとか、そんな感じだったのだろうか。
いや、あれ、ラリマーはその前から俺に目をつけていたんだっけ?
でも、あの姿はきっと体力の限界だったんだよな。
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