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その日、俺とラリマーは眷属と番になり、ラリマーの神域へと移動した。
それからは、クォーツとも会っていないしルフスたちからの接触もない。
ラリマーは片時も俺から離れようとはせず、何もない場所でどれだけの時を共にしてきたか分からない。
仲間のもとへ顔を出さないのかと聞いてみたこともあったけれど、どれだけ時間が経過してもラリマーから得られた返答は『絶対に嫌です、彼らとは二度と会いたくないです』と言ったものであった。
クォーツならまだ会っても良いだろうに。
そう言ってもラリマーは首を縦には振らなかった。
ラリマーからは人間界に戻りたいかと訊ねられたが、俺も別に戻って会いたいと思う人がいるわけではないし、彼らがどう過ごしているかなど興味もないため、戻りたくもないと返答を繰り返している。
お互いがお互いに現状に不満を抱いていないから別に良いのかなと思っている。
あの日、ラリマーを見つけてから俺の人生は一気に変わった。
変わってしまったものに不満はなく、今この瞬間を幸せだと感じている。
この先もずっと、この幸せが続くようラリマーと同じブレスレットを嵌めながら今日も彼と共に同じときを過ごしていく。
終わり
ここまでお付き合いいただきました皆様へ深く感謝申し上げます。
少しでも楽しんでいただけた方がいらっしゃれば光栄でございます。
作中にはございませんでしたが、クォーツ君、ただ神域を彼らに貸したわけではございません。
その話を後日談で書こうかと思いましたが、やめました。
また次回作もお付き合いいただけましたら、幸いでございます。
この度は本当にありがとうございました。
それからは、クォーツとも会っていないしルフスたちからの接触もない。
ラリマーは片時も俺から離れようとはせず、何もない場所でどれだけの時を共にしてきたか分からない。
仲間のもとへ顔を出さないのかと聞いてみたこともあったけれど、どれだけ時間が経過してもラリマーから得られた返答は『絶対に嫌です、彼らとは二度と会いたくないです』と言ったものであった。
クォーツならまだ会っても良いだろうに。
そう言ってもラリマーは首を縦には振らなかった。
ラリマーからは人間界に戻りたいかと訊ねられたが、俺も別に戻って会いたいと思う人がいるわけではないし、彼らがどう過ごしているかなど興味もないため、戻りたくもないと返答を繰り返している。
お互いがお互いに現状に不満を抱いていないから別に良いのかなと思っている。
あの日、ラリマーを見つけてから俺の人生は一気に変わった。
変わってしまったものに不満はなく、今この瞬間を幸せだと感じている。
この先もずっと、この幸せが続くようラリマーと同じブレスレットを嵌めながら今日も彼と共に同じときを過ごしていく。
終わり
ここまでお付き合いいただきました皆様へ深く感謝申し上げます。
少しでも楽しんでいただけた方がいらっしゃれば光栄でございます。
作中にはございませんでしたが、クォーツ君、ただ神域を彼らに貸したわけではございません。
その話を後日談で書こうかと思いましたが、やめました。
また次回作もお付き合いいただけましたら、幸いでございます。
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