氷の魔術師(引きこもり)のはずなのに、溺愛されても困ります。

入海月子

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もう少しちょうだい

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「大丈夫。サナリの魔力と一緒に師団長の魔力が流れ込んできたのがわかって、方向性を変えたんだ。魔力が完全に戻ればこれもすぐ治せるんだけど」

 シーファが言うには、魔術師団長は今までもシーファを操ろうとして、失敗してきたそうだ。今回もシーファを傀儡にして操ろうとしたようだが、それに気づいたシーファはサナリだけに従うように魔法を書き換えたらしい。
 だから、サナリの言うことがすべてシーファには命令になってしまって、彼女の質問に次々と答えてくれたらしい。普段ははぐらかされることが多いのに。

「そんなことが……! ごめんなさい、シーファ」
 
 魔術師団長にいいように操られて、シーファに迷惑をかけてしまったと、サナリは落ち込んだ。
 シーファは彼女を引き寄せて、耳もとでささやく。

「そんな顔しないで。サナリは悪くない。でも、よかったら、もう少しサナリをちょうだい」

 彼の吐息が耳にかかって、サナリはぞくっと身を震わせた。
 シーファを見上げると、夕闇色の瞳がサナリを見つめている。
 恥ずかしくなったサナリは目線を下げて、そっとうなずいた。
 シーファは急くようにサナリに口づけた。

(まだ魔力供給が必要ってことよね? じゃないと術が解けないから)

 シーファの言い方にいちいちときめいてしまって、サナリは困惑する。
 恋愛感情で肌を重ねているわけではないのに、勘違いしそうになって怖いと思う。
 ねっとりと口の中を舐めたシーファは、手をサナリの首筋から肩、腕へと這わせていき、彼女の身体の線を辿るように腰、太ももまでなでた。それは大事そうに。
 口を離すと、シーファは、手と同じ経路で唇をサナリの首筋からだんだん下に移動させていく。
 押し倒され、足を開かれると、内ももに口づけられて、サナリはビクリと身体を跳ねさせた。

(恥ずかしい……)

 サナリは自分の足の間に、美麗なシーファの顔があるという状況に耐えられず、両手で顔を覆った。
 さっきまで頭がいかにぼんやりしてたかがわかった。
 それなのに、シーファはさらにサナリの頭を沸騰させるようなことを言ってくる。

「舐めていい?」

 指先で、つんつんと花芽を触られて、サナリの腰が浮く。

「な、舐め……! やっ、うぅっ……!」

 慌てて止めようとしたのに、その前に、シーファはぺろりとそこを舐めた。
 羞恥と快感に顔が上気する。
 足をがっつりと押さえたシーファは遠慮なくサナリの秘部をペロペロ舐め始めた。

(もう、なんでシーファったら、そんなところを舐めるの?)
 
 慣れない快感にサナリは首を振って、善がる。
 止めたいのに止められなくて、シーファの髪を力なく掴み、指通りのいい銀髪を搔き回して、嬌声を漏らす。

「んっ、あっ、しーふぁ、ああんっ……」

 シーファが花芽を舐めながら、指を挿入するので、サナリはさらに余裕がなくなった。
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