雪山での一夜から始まるような、始まらないようなお話。

入海月子

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【オフィス編】

本当に好きなの?②

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(私も早くくっつきたい)

 自分でパンツを脱ぐ。
 キスだけで、もう糸を引くくらい濡れているのが恥ずかしくて仕方がない。

「夏希、好きだ」
「うん」

 もう一度、キスをした。
 私の脚を折りたたみ、その中央に自分のものを擦りつけながら、進藤がつぶやく。

「夏希は言ってくれないのか?」

 彼の硬く熱いものが花芽を擦って、腰が跳ねる。
 そうしながら、進藤は私の言葉を待っているようだ。

 でも、進藤のように素直に言葉が出てこない。
 彼と抱き合いたい。くっつきたい。
 でも、それって、本当に好きってことなのかな?
 今まで人を好きになったことがないからわからない。

(あぁ、ダメだ、私……)

 自分の気持ちがよくわからなくて、進藤に申し訳なくて、視線を落とした。
 私が言葉に詰まっていると、進藤が溜め息をつく。

(あ、嫌われるかも……)

 そう思うと、グッとみぞおちが重くなって、胸がキリキリ痛んだ。
 でも、こんな私だから、嫌われてもしょうがない。

 それなのに進藤はふっと笑って、なだめるように私の頬を撫でてくれる。
 視線を上げると、優しい瞳。癒やしの顔。
 それだけで、胸に温かいものが広がる。

「そんな不安そうな顔をするなよ。夏希がどうあれ、俺がお前のことを好きなのは変わらないよ。どれだけ片想いしてると思ってるんだ?」
「どれだけ?」
「入社してしばらくしてだから、五年くらい? うわっ、重っ、俺……」

 進藤が私のお腹の上に顔を伏せた。
 わんこがしょんぼりしているようで可愛くて、私はその頭を撫でる。
 
(信じられない。五年も私を好きでいてくれたんだ)

 つい頬がゆるんでしまう。

「そんなに? 全然気づかなかった」
「そうだな。夏希は鈍いからな」
「どーせ……」

 拗ねると、ふいに顔を上げた進藤がニヤリと笑った。

「仕方ないから、夏希に選択問題出してやるよ」

(え、この体勢で選択問題?)

 心の準備ができていないのに、進藤は口を開いた。

「第一問。夏希はここを舐められるとしたら誰がいい? ①俺、②他の男」
「ちょっと、なによ、その質もん……ひゃあ!」

 ぺろんと秘部を舐められて、変な声を出してしまう。
 
「こういうことを他のヤツにされたいか?」
「バカッ。い、いち」

 進藤は満足げに笑って、そこをペロペロ舐めた。

「あんっ、ちょ、ああん……あっ……」

 私の中が物欲しげにピクピクする。
 そこににゅるりと舌が入り込んできた。そして、膣壁を擦る。
 進藤は中途半端に刺激を与えたかと思ったら、舌を引き抜いた。

「第二問。ここに挿れてほしいのはどっち? ①俺の、②他のヤツの」

 ツンツンと蜜口をつつかれて、とろりと愛液が垂れてくる。

「もしかして、気持ちよければ誰でもいいのか?」
「イヤよ! バカッ! いち」

 正解と言うように私の頭を撫でたかと思うと、進藤は一気に私の中に猛りを突き立てた。

「ああんッ」

 割り入ってくる快感に、さみしかったところが埋められる満足感に、心まで満たされる。
 
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