34 / 53
第三十四話 奪われた伴侶
しおりを挟む
34
フェリドの心に触れた日。私は浮かれていたのだと思う。
彼に迫る危険に、私へ向けられる警告に気付けなかったのだから。
――どうして、こんなことになってしまったのか
私の手にはリクシオンの耳飾りが握られている。ピンクダイヤの輝く耳飾りは、フェリドが身に着けていたもの。すでに持ち主は私の伴侶ではなくなっている。
「姫様、ロイ様がお待ちです。ご準備を」
ええ、と短く答えて私は冠を頭に飾る。今日は私の16歳の誕生日。
髪をひとつに結い上げて、ピンクダイヤの冠を頭に輝かす。そしてその隣に未来の王配となるロイが立つ。次期王位継承をする者として、皆の前でその宣誓が行われるのだ
「お父様は謁見の間で私をお待ちよね」
アンナが頷き、私はリクシオンの耳飾りを胸元に仕舞う。この後悔は一生抱えていかなければいけない。そしてこの絶望は教訓でもある。
「ティアラ、行こう」
ピンクダイヤを耳に輝かせたロイが手を差し出す。その清々しい笑顔も優しい眼差しもすべて私に注がれている。王配としての顔を崩さないロイは、揺るぎない地位を手に入れた。フェリドがいなくなり、名実ともに私のたった一人の伴侶になったのだ。
――フェリドが被害を被ることで得をする人物は誰か?
モルアードが吐き捨てた言葉だが、今なら理解できる。
誰よりも早い情報収集、完璧な思考、そして的確に敵を排除する。ロイは緻密なロジックを駆使して、確実な益を得た。
ロイと張り合える者はもういない。
「ついてきて」
ロイの手を無視して私は独りで歩き出す。もうこの手を純粋な気持ちで取ることはできない。ロイの姿は、私が知っている幼馴染の彼とは違っている。
私の素っ気ない態度に彼はため息を漏らした。
「また彼を思い出しているの? もう半年ほど過ぎたというのに」
やれやれと言わんばかりに彼は首を傾げる。
「まだ、たった半年よ」
ぴしゃりと吐き捨てて私は先を歩いていく。バランスを失った関係にはみごとな亀裂が入った。ロイもそれを感じているのか、前ほど積極的に接触をしてこない。
謁見の間にはたくさんの来賓が、成人となった私の祝いに駆けつけていた。軽く会釈しながらその群衆を通り抜け、父王の前で深々と頭を下げる。
「ティアラは成人となった。王位継承権を持つ正式な位を与える」
父の宣誓と共に拍手が沸き上がる。この宣誓で私は父王の隣に座ることが許される。玉座に二つの椅子が置かれ、私が席に着くとロイは左側に立った。
――そして父王の右側にはフェリドが立っている
静かに彼は銅像のように動かない。綺麗に整えられた礼服に包まれて、ただ目を伏せて黙って立ち続けている。
「フェリド、下がれ」
父王が声をかけると、フェリドは軽く礼をして、私達の前を過ぎ去っていく。
ここ半年、ずっと父王の管理の元でフェリドは生活を余儀なくされていた。それは好奇の目と迫害に悩ませられる日々だと想像する。
その原因は、彼の耳に光るダイヤモンドの耳飾りだ。
あの日、私の心情を察した父がフェリドにリクシオンの耳飾りを贈ってしまった。
与えた者からしか解消できない耳飾りだが、上位の上書きは有効である。フェリドは父の妾と身分を変えて、理不尽を強いられた。彼を宮に閉じ込め、一切の自由を奪い、ただ人形同然に生きるよう強いられている。現に彼は公の場でも決して笑わず、話さない。
「ティアラ、陛下の妾をそんな風に見つめるのは駄目だよ」
傍でロイが私の肩に手を置く。すべてを画策した男が何をと思ったが、私は黙って俯くしかできない。すでに王の妾となった彼に関心を寄せることは許されない。
「妾ですって? 貴方がお父様をそそのかしたくせに」
ロイを睨んでその手を払い落とす。
「僕が? まさか、陛下は君の言動を嘆いて決心されたんだよ」
疑うのは止めてくれ、と言う割にすべてが計算しつくされている。フェリドが父王の妾になることで益を得たのは誰か? それは言うまでもない。
ロイが屈んでその唇を耳に寄せてくる。その表情はどこか狡猾で、そのくせ切なさを感じさせる。
「陛下がフェリドを望まれた。彼は皆が羨むほどの地位を手に入れた。喜んでやるべきだろ?」
王妃はすでに亡く、父はそれから一人も妃を迎えていない。そんな中、王の妾となったフェリドは私を凌ぐ位についている。それを知ってロイは戒めているのだ。
「本当に詭弁ばかりね」
収まらない腹の虫を抱えて、私は誕生日の宴席をこなしていく。面白くもない挨拶を受けては微笑み、丁寧に相手をさせられる。傍にはロイが付き添い、息が詰まる思いだ。
最後の挨拶を終えて、夜も更けてきた頃、ロイは私の手を握りしめた。
「そろそろ部屋に戻ろうか」
そう言って頬に口づけが落とされた。思わぬ接触に抵抗できなかったが、素直に受け入れる気は毛頭ない。彼の身体を押戻して、これでもかと睨みつける。
「やめて、私に触れないで」
気丈に振舞ってもロイは無関心を貫く。気にする素振りもなく私の手を掴んでいる。
「聞こえなかった? ティアラ、君は僕と部屋に戻るんだ」
力が強まり、引きずられるように宴会場を後にする。暗黙の了解でもあるのか、誰もが私達の様子に見ぬふりをする。強い力に体がふらつけば、彼がそれを抱き上げた。彼の胸に支えられるように抱かれて、嫌な予感が脳裏をよぎっていく。
「やめてって言ってるでしょ」
手足をばたつかせて反発しても、ロイの拘束が解かれることはない。ただ黙って私を抱き上げるロイの顔は恐ろしく無表情に見えた。
フェリドの心に触れた日。私は浮かれていたのだと思う。
彼に迫る危険に、私へ向けられる警告に気付けなかったのだから。
――どうして、こんなことになってしまったのか
私の手にはリクシオンの耳飾りが握られている。ピンクダイヤの輝く耳飾りは、フェリドが身に着けていたもの。すでに持ち主は私の伴侶ではなくなっている。
「姫様、ロイ様がお待ちです。ご準備を」
ええ、と短く答えて私は冠を頭に飾る。今日は私の16歳の誕生日。
髪をひとつに結い上げて、ピンクダイヤの冠を頭に輝かす。そしてその隣に未来の王配となるロイが立つ。次期王位継承をする者として、皆の前でその宣誓が行われるのだ
「お父様は謁見の間で私をお待ちよね」
アンナが頷き、私はリクシオンの耳飾りを胸元に仕舞う。この後悔は一生抱えていかなければいけない。そしてこの絶望は教訓でもある。
「ティアラ、行こう」
ピンクダイヤを耳に輝かせたロイが手を差し出す。その清々しい笑顔も優しい眼差しもすべて私に注がれている。王配としての顔を崩さないロイは、揺るぎない地位を手に入れた。フェリドがいなくなり、名実ともに私のたった一人の伴侶になったのだ。
――フェリドが被害を被ることで得をする人物は誰か?
モルアードが吐き捨てた言葉だが、今なら理解できる。
誰よりも早い情報収集、完璧な思考、そして的確に敵を排除する。ロイは緻密なロジックを駆使して、確実な益を得た。
ロイと張り合える者はもういない。
「ついてきて」
ロイの手を無視して私は独りで歩き出す。もうこの手を純粋な気持ちで取ることはできない。ロイの姿は、私が知っている幼馴染の彼とは違っている。
私の素っ気ない態度に彼はため息を漏らした。
「また彼を思い出しているの? もう半年ほど過ぎたというのに」
やれやれと言わんばかりに彼は首を傾げる。
「まだ、たった半年よ」
ぴしゃりと吐き捨てて私は先を歩いていく。バランスを失った関係にはみごとな亀裂が入った。ロイもそれを感じているのか、前ほど積極的に接触をしてこない。
謁見の間にはたくさんの来賓が、成人となった私の祝いに駆けつけていた。軽く会釈しながらその群衆を通り抜け、父王の前で深々と頭を下げる。
「ティアラは成人となった。王位継承権を持つ正式な位を与える」
父の宣誓と共に拍手が沸き上がる。この宣誓で私は父王の隣に座ることが許される。玉座に二つの椅子が置かれ、私が席に着くとロイは左側に立った。
――そして父王の右側にはフェリドが立っている
静かに彼は銅像のように動かない。綺麗に整えられた礼服に包まれて、ただ目を伏せて黙って立ち続けている。
「フェリド、下がれ」
父王が声をかけると、フェリドは軽く礼をして、私達の前を過ぎ去っていく。
ここ半年、ずっと父王の管理の元でフェリドは生活を余儀なくされていた。それは好奇の目と迫害に悩ませられる日々だと想像する。
その原因は、彼の耳に光るダイヤモンドの耳飾りだ。
あの日、私の心情を察した父がフェリドにリクシオンの耳飾りを贈ってしまった。
与えた者からしか解消できない耳飾りだが、上位の上書きは有効である。フェリドは父の妾と身分を変えて、理不尽を強いられた。彼を宮に閉じ込め、一切の自由を奪い、ただ人形同然に生きるよう強いられている。現に彼は公の場でも決して笑わず、話さない。
「ティアラ、陛下の妾をそんな風に見つめるのは駄目だよ」
傍でロイが私の肩に手を置く。すべてを画策した男が何をと思ったが、私は黙って俯くしかできない。すでに王の妾となった彼に関心を寄せることは許されない。
「妾ですって? 貴方がお父様をそそのかしたくせに」
ロイを睨んでその手を払い落とす。
「僕が? まさか、陛下は君の言動を嘆いて決心されたんだよ」
疑うのは止めてくれ、と言う割にすべてが計算しつくされている。フェリドが父王の妾になることで益を得たのは誰か? それは言うまでもない。
ロイが屈んでその唇を耳に寄せてくる。その表情はどこか狡猾で、そのくせ切なさを感じさせる。
「陛下がフェリドを望まれた。彼は皆が羨むほどの地位を手に入れた。喜んでやるべきだろ?」
王妃はすでに亡く、父はそれから一人も妃を迎えていない。そんな中、王の妾となったフェリドは私を凌ぐ位についている。それを知ってロイは戒めているのだ。
「本当に詭弁ばかりね」
収まらない腹の虫を抱えて、私は誕生日の宴席をこなしていく。面白くもない挨拶を受けては微笑み、丁寧に相手をさせられる。傍にはロイが付き添い、息が詰まる思いだ。
最後の挨拶を終えて、夜も更けてきた頃、ロイは私の手を握りしめた。
「そろそろ部屋に戻ろうか」
そう言って頬に口づけが落とされた。思わぬ接触に抵抗できなかったが、素直に受け入れる気は毛頭ない。彼の身体を押戻して、これでもかと睨みつける。
「やめて、私に触れないで」
気丈に振舞ってもロイは無関心を貫く。気にする素振りもなく私の手を掴んでいる。
「聞こえなかった? ティアラ、君は僕と部屋に戻るんだ」
力が強まり、引きずられるように宴会場を後にする。暗黙の了解でもあるのか、誰もが私達の様子に見ぬふりをする。強い力に体がふらつけば、彼がそれを抱き上げた。彼の胸に支えられるように抱かれて、嫌な予感が脳裏をよぎっていく。
「やめてって言ってるでしょ」
手足をばたつかせて反発しても、ロイの拘束が解かれることはない。ただ黙って私を抱き上げるロイの顔は恐ろしく無表情に見えた。
0
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
夫と愛し合った翌朝、一方的に離縁されました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる