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いつもの小学校
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かつて人類は文明を謳歌する一方、資源の収奪などによる地球環境の悪化と、貧富の極度の格差拡大にともない人類滅亡の淵に立たされた。その時登場したのが新人類であった。
だが、人類保護区「セト」で新人類の姿を知る者はほぼ存在しなかった。ここでは貧富の格差は大きくない反面、極度の平等化による弊害もあった。技術革新が完全に抑え込まれていた。そのため正確な数字ははっきりしないが、もう十数世代にわたり「1980年代の日本」のままであった。
そのため、ここは宇宙船の中なのか? という冗談もあった。しかし、他の人類保護区と極めて僅かな交流もあるので地球上に存在すると住民は信じていた。ちなみに保護区は200キロ四方ほどの広さであるが、境界は電磁的遮断網があり外の世界、他の保護区に物理的に行く事は出来なかった。移動出来るのは渡り鳥のような動物のみだった。
サラが目覚めるといつものようにママが朝ご飯を作ってくれていた。いつも一緒の部屋で布団に入って眠っているが、朝ご飯を作っている音で目が覚めた。
「おはよう、ママ」
「おはよう、今日は学校でしょ。行く準備をしなさいね。それと忘れ物しないで」
「はい」
そんな会話はどこの家庭でもある日常であったが、違うのはサラのママがガイノイド(女性型アンドロイド)ということだ。他の家の母親のように質素な婦人服を着て割烹着を羽織っていても身体は強化樹脂や特殊金属などの複合材で構成されていた。
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
二人は朝食にしていた、サラとママは一緒のものを食べていた。サラは不思議に思わなかったが、なぜ機械の身体なのに人間と同じ食事をとるのだろうか?
だが、人類保護区「セト」で新人類の姿を知る者はほぼ存在しなかった。ここでは貧富の格差は大きくない反面、極度の平等化による弊害もあった。技術革新が完全に抑え込まれていた。そのため正確な数字ははっきりしないが、もう十数世代にわたり「1980年代の日本」のままであった。
そのため、ここは宇宙船の中なのか? という冗談もあった。しかし、他の人類保護区と極めて僅かな交流もあるので地球上に存在すると住民は信じていた。ちなみに保護区は200キロ四方ほどの広さであるが、境界は電磁的遮断網があり外の世界、他の保護区に物理的に行く事は出来なかった。移動出来るのは渡り鳥のような動物のみだった。
サラが目覚めるといつものようにママが朝ご飯を作ってくれていた。いつも一緒の部屋で布団に入って眠っているが、朝ご飯を作っている音で目が覚めた。
「おはよう、ママ」
「おはよう、今日は学校でしょ。行く準備をしなさいね。それと忘れ物しないで」
「はい」
そんな会話はどこの家庭でもある日常であったが、違うのはサラのママがガイノイド(女性型アンドロイド)ということだ。他の家の母親のように質素な婦人服を着て割烹着を羽織っていても身体は強化樹脂や特殊金属などの複合材で構成されていた。
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
二人は朝食にしていた、サラとママは一緒のものを食べていた。サラは不思議に思わなかったが、なぜ機械の身体なのに人間と同じ食事をとるのだろうか?
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