ゼンタイシンドロームな人々!

ジャン・幸田

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壱:初春の別れに際しふたりは

4.隠れたツボミを探し合って

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 二人のゼンタイ女は身体を重ね合った。傍から見れば人の形をした非人間、ひいていえばマネキンのようなものが二体いるだけであるが、内臓は少女だった、いや大人の女になろうとしていた。

 「なんか不思議よね。あなたの姿は見えないけど息使いと温もりと鼓動を強く感じるわね。それに身体も!」

 ゼンタイはスパンデックスなどと呼ばれる伸縮性に富んだ化学繊維で作られているが、二人の皮膚を締め付けるようにして張り付いていた。だから相手に触られると締め付けられた皮膚が刺激を受けてしまうのだ。だからレオナもアヤカも互いの手が触ったり身体が重なり合うだけで気持ちよくなっていた。

 「いいよね、アソコを重ねない?」

 アヤカの言葉にレオナは戸惑ったが、それは意味する事が分かっていたからだ。もし、これがアヤカの淫らな表情を直接見たら躊躇せず断っていたかもしれなかったが、いまは二人とも互いの顔を視認できなかった。だからレオナは返事をすることなく股間同士を相対させてしまった。するとアヤカはピストンのような動きを始めた。

 「!!!!!」

 レオナの頭の中は真っ白になった。あまりにも気持ちが良かったから。いま先輩に犯されてるのが信じられなかった。そして自らも腰を振り始めていた。

 「!!!!!」

 二人とも何とも言えない淫らな声をあげていた。そのときレオナはこう思っていた。こんなことをするのは男相手しかありえないと思ったのに、女同士がこうやってするのもありなんじゃないかと。

 そして二人の身体は互いの手足を絡め合わせていた。二人はひとつになりたいと願うかのように。その時の姿を見ることが出来る第三者がいたら花柄の布地が絡み合っていた姿だと認識しただろう。

 レオナもアヤカも自らの呼吸が興奮が高まるほど、生地に覆われてしまった口や鼻ではしずらいにもかかわらず、それすら快感になっていた。身体が締め付けられ相手に体温が触られほど接触しても、それによってヒートアップするのも厭わなかった。

 そして二人は頂点を迎えたが、二人のリミッターははずれたままだった。
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