もし俺の嫁がリアルにやってきたら

ジャン・幸田

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一・俺の嫁来る!

俺の嫁(1)

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 俺は長谷場徹。彼女イナイ歴は生きてきた年齢! 以上。そういって他の自分の事を紹介しようと思わない。高校を卒業し専門学校を出て夢を持っていたけど、就職先の人間関係に疲れ、いまは派遣労働者として職場で目立たないように働いていた。だから、リア充に程遠い暮らしぶりだった。

 そんな俺が人に言えない秘密。それは美少女着ぐるみで女装することだった。ただイベントに出かけたりすることは無く、部屋で被って自己満足しているだけであった。そもそも、そんな風にヲタクがこじれたのはリアル女子と付き合えないからだ!

 だから自分で美少女着ぐるみマスクを被って、鏡に映る彼女を見つめ色々妄想しながら夢の世界で彼女とのデートを体験しているってわけだ。

 変態? まあそうだろうけど、リアル女子と違い裏切られないから気は楽だった。そうそう、俺は異性愛者なので、女の子と付き合いたいのが本音だった。

 その日も俺は着ぐるみマスクを被ろうとしていた。そのマスクは最近手に入れた「愛莉」だ。俺は大変気に入っていた。そのマスクが入った箱を押し入れから出そうとしたとき。玄関のドアベルが鳴った。それで何邪魔するんだよと思っていってみたら・・・玄関にいたのは「愛莉」のマスクをしたリアル女子だった!
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