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序章:あの人を忘れない
7.選択肢
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私はゴローの頭を撫でながら考え込んでいた。そういえば、和夫さんもネコが好きだったのを思い出した。私たちは結婚して暮らしたのは神戸駅近くの元町にあった郵便局の二階の部屋で、近くの三宮神社の境内に遊びに行っては境内をたむろするネコにちょっかいを出していた。そんなネコのひとつがゴローとイメージが重なっていた。そんなことを思い出したのもどうしても和夫さんに会いたかった!
「で、ゴロー。神様はそれをいつまでにお決めなさいというわけなの?」
「それはニャー、出来るだけ早くとのことだにゃー。この死者の門をすぐにもくぐればおばあちゃんは間違いなく極楽ゆきだにゃー。
だって七十年以上も一人で人生を全うしたんだし、とりたてて悪い事してないし、たくさん良い行いをしたんだからにゃー。僕も助けてくれたしニャー」
そういわれたが、私は極楽とやらに行きたいと思わなかった。だって和夫さんはいないからだ。もし和夫さんが地獄に落ちていたならそっちに行くのを選んでいただろうし、和夫さんとなら長い時離れていても一緒になりたかった。それに、あの戦争を引き起こして悪い方向にもっていった連中を地獄でもがいている姿をみてやりたいと・・・おっと、考えが脱線してしまった。
「それじゃあもうひとつのおじいちゃんの転生先に送り込むというのはどういうことなのよ!」
そういうとゴローは待ってましたとばかり目を輝かしながら説明し始めた。
「詳しくは僕にもわからないけど、おじいちゃんは別のどこかの世界に転生したそうだニャー。なんでも格闘家というか武芸者みたいになっているってことだニャー。それでおばあちゃんにはその人に近づくようにしてもらえばいいんだニャ」
「でも、それって年齢差があるんじゃないの?」
そう思ったのも先に和夫さんが転生したのなら多分大人になっているはずだ。そうすると女として見てもらえる年齢まで待つと・・・和夫さんはおっさんじゃないのよ! 奈津と和夫さんとだって年齢は一周り離れていたというのに!
「大丈夫ニャー。なんでも神様はおじいちゃんと出会える可能性のある女の子と魂を交換して近づけるようにしてあげるとのことだニャー。そして出会える間際になったらおばあちゃんの意識が目覚めておじいちゃんと出会えるようにしてあげるそうだニャー」
魂と交換? 交換された女の子はどうなるのか不思議に思ったけど、赤ん坊からやり直すよりもマシかなと思っていた。
「魂と交換して転生するわけなの? でも、私って和夫さんだと分かるの?」
そういっているとゴローの後ろから見たことある人が近づいてきた。それは・・・和夫さんのお母さんで姑さんだった!
「奈津さん、おひしさぶりね。いままで西内の家を守ってくれてありがとう。もうあなたたちの子や孫はあそこには戻らないだろうけど、それは仕方ない事かもしれないわね。
それはそうと、和夫だけど転生した際に記憶は無くなっているから分からないはずだよ。でもね、もし前世で夫婦だったらなにがしらの縁が残っているならきっと振り向いてくれるはずだから。だからね、あなたの意識が転生先で戻ったら探すのは簡単なはずだよ」
「お義母さん。なにか手かがりがあるのですか?」
「それはねえ、あなた知っているかもしれないけど同じところに大きな黒子があるはずよ。ほら、あの子ったらオヘソのすぐ下にとても大きなのがあったでしょ」
私は顔を赤らめた! その位置に黒子があるのを知ったのは・・・あの人と夫婦生活をするようになったからだ。いまのように若い奈津の身体をあの人は結構はげしく・・・そう、あの人が私の腰に跨って相対した時に大きな黒子が揺れるのを気持ちよく見つめていた。それは引いてはよせる波のように極楽のような快感を感じていたから・・・
「あ、あれって、その・・・どうやって確認するのですか? あれって見ようとしたら脱いでもらわないといけないんじゃないかと?」
「それは・・・まあ、運かもしれないけど神様はチャンスは用意してくれるはずよ。あとは奈津さんの努力次第よ!」
お義母さんの言葉に私はいろんなことを考えてしまった。
「で、ゴロー。神様はそれをいつまでにお決めなさいというわけなの?」
「それはニャー、出来るだけ早くとのことだにゃー。この死者の門をすぐにもくぐればおばあちゃんは間違いなく極楽ゆきだにゃー。
だって七十年以上も一人で人生を全うしたんだし、とりたてて悪い事してないし、たくさん良い行いをしたんだからにゃー。僕も助けてくれたしニャー」
そういわれたが、私は極楽とやらに行きたいと思わなかった。だって和夫さんはいないからだ。もし和夫さんが地獄に落ちていたならそっちに行くのを選んでいただろうし、和夫さんとなら長い時離れていても一緒になりたかった。それに、あの戦争を引き起こして悪い方向にもっていった連中を地獄でもがいている姿をみてやりたいと・・・おっと、考えが脱線してしまった。
「それじゃあもうひとつのおじいちゃんの転生先に送り込むというのはどういうことなのよ!」
そういうとゴローは待ってましたとばかり目を輝かしながら説明し始めた。
「詳しくは僕にもわからないけど、おじいちゃんは別のどこかの世界に転生したそうだニャー。なんでも格闘家というか武芸者みたいになっているってことだニャー。それでおばあちゃんにはその人に近づくようにしてもらえばいいんだニャ」
「でも、それって年齢差があるんじゃないの?」
そう思ったのも先に和夫さんが転生したのなら多分大人になっているはずだ。そうすると女として見てもらえる年齢まで待つと・・・和夫さんはおっさんじゃないのよ! 奈津と和夫さんとだって年齢は一周り離れていたというのに!
「大丈夫ニャー。なんでも神様はおじいちゃんと出会える可能性のある女の子と魂を交換して近づけるようにしてあげるとのことだニャー。そして出会える間際になったらおばあちゃんの意識が目覚めておじいちゃんと出会えるようにしてあげるそうだニャー」
魂と交換? 交換された女の子はどうなるのか不思議に思ったけど、赤ん坊からやり直すよりもマシかなと思っていた。
「魂と交換して転生するわけなの? でも、私って和夫さんだと分かるの?」
そういっているとゴローの後ろから見たことある人が近づいてきた。それは・・・和夫さんのお母さんで姑さんだった!
「奈津さん、おひしさぶりね。いままで西内の家を守ってくれてありがとう。もうあなたたちの子や孫はあそこには戻らないだろうけど、それは仕方ない事かもしれないわね。
それはそうと、和夫だけど転生した際に記憶は無くなっているから分からないはずだよ。でもね、もし前世で夫婦だったらなにがしらの縁が残っているならきっと振り向いてくれるはずだから。だからね、あなたの意識が転生先で戻ったら探すのは簡単なはずだよ」
「お義母さん。なにか手かがりがあるのですか?」
「それはねえ、あなた知っているかもしれないけど同じところに大きな黒子があるはずよ。ほら、あの子ったらオヘソのすぐ下にとても大きなのがあったでしょ」
私は顔を赤らめた! その位置に黒子があるのを知ったのは・・・あの人と夫婦生活をするようになったからだ。いまのように若い奈津の身体をあの人は結構はげしく・・・そう、あの人が私の腰に跨って相対した時に大きな黒子が揺れるのを気持ちよく見つめていた。それは引いてはよせる波のように極楽のような快感を感じていたから・・・
「あ、あれって、その・・・どうやって確認するのですか? あれって見ようとしたら脱いでもらわないといけないんじゃないかと?」
「それは・・・まあ、運かもしれないけど神様はチャンスは用意してくれるはずよ。あとは奈津さんの努力次第よ!」
お義母さんの言葉に私はいろんなことを考えてしまった。
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