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マネキン
何も見えない!
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促されるままに若い女は全身タイツのマスクを被った。すると目の前の視界が全く効かなくなってしまった。
そういえば昔全身タイツの愛好家のサークルとなにかのイベントで見かけたとき、黒っぽい生地は見えやすいけど明るい色、特に白い方は良く見えないと言っていたことを思い出した。
タイツの白い生地が光は通しても、光が拡散するのかどうかは知らないけど、外の様子は見えにくくなるようだった。
だから若い女は白い闇にでも閉じ込められたかのような感覚に襲われ、一瞬混乱してしまった。
「な、なにもみえないのですが? どうなっているのですか?」
彼女はあたふたと動き回って外の様子を確認しようとしていた。すると大きな女主人の声が響いた。
「そりゃ、全身タイツの白い生地特有なのよ。見えにくいのは。まあ黒や青だったらうっすらと見えるけど。そうそう、あんた今はマネキンだから一切しゃべってはならんぞ! 中の人はいないのだからな!」
若い女は仕方なく黙ることにしたが、黙っているのをいいことに女主人は全身タイツに覆われた若い女の身体を揉み始めた。それは何とも言えない恍惚にも似た快感を与えてしまった。
外の様子が分からず他の五感で感じようとしているというのに、そのことがかえって触られるという触感が研ぎ澄まされているようだった。
前にあった全身タイツのサークルに全身タイツを着ると第二の皮膚に覆われるようなものと聞いていたけど、ここまで気持ちいいとはおもってもいなかった。自分はおかしくなってしまったのではないかと思うぐらいだった。
「うう・・・ああ・・・」
思わず若い女は声に出してしまったが、女主人は構わず全身を嘗め回すかのように触っていた。それは身体に張り付いている生地のシワを伸ばしていたのであるが、考えようによってはセクハラだった! 官能というものではないかと感じていた。
そんな感覚を感じていると、女主人はなにやら霧吹きで何かの液体を吹き始めたではないか。いったいなにが目的なのか聞きたかったが、しゃべるなといわれていたので黙っていることにした。
その霧吹きからは甘く心地よい香りが漂っていて気分がよくなったし、からだも何かのアロマオイルでも塗られたかのように熱くなっていった。
そういえば昔全身タイツの愛好家のサークルとなにかのイベントで見かけたとき、黒っぽい生地は見えやすいけど明るい色、特に白い方は良く見えないと言っていたことを思い出した。
タイツの白い生地が光は通しても、光が拡散するのかどうかは知らないけど、外の様子は見えにくくなるようだった。
だから若い女は白い闇にでも閉じ込められたかのような感覚に襲われ、一瞬混乱してしまった。
「な、なにもみえないのですが? どうなっているのですか?」
彼女はあたふたと動き回って外の様子を確認しようとしていた。すると大きな女主人の声が響いた。
「そりゃ、全身タイツの白い生地特有なのよ。見えにくいのは。まあ黒や青だったらうっすらと見えるけど。そうそう、あんた今はマネキンだから一切しゃべってはならんぞ! 中の人はいないのだからな!」
若い女は仕方なく黙ることにしたが、黙っているのをいいことに女主人は全身タイツに覆われた若い女の身体を揉み始めた。それは何とも言えない恍惚にも似た快感を与えてしまった。
外の様子が分からず他の五感で感じようとしているというのに、そのことがかえって触られるという触感が研ぎ澄まされているようだった。
前にあった全身タイツのサークルに全身タイツを着ると第二の皮膚に覆われるようなものと聞いていたけど、ここまで気持ちいいとはおもってもいなかった。自分はおかしくなってしまったのではないかと思うぐらいだった。
「うう・・・ああ・・・」
思わず若い女は声に出してしまったが、女主人は構わず全身を嘗め回すかのように触っていた。それは身体に張り付いている生地のシワを伸ばしていたのであるが、考えようによってはセクハラだった! 官能というものではないかと感じていた。
そんな感覚を感じていると、女主人はなにやら霧吹きで何かの液体を吹き始めたではないか。いったいなにが目的なのか聞きたかったが、しゃべるなといわれていたので黙っていることにした。
その霧吹きからは甘く心地よい香りが漂っていて気分がよくなったし、からだも何かのアロマオイルでも塗られたかのように熱くなっていった。
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