徒然なるままに ”ゼンタイ・着（機）ぐるみのスゝメ？”

（１）ゼンタイとの出会い

ゼンタイ戦闘員

　小生の場合、ゼンタイのように身体にぴったりする衣装をテレビで見たのはマグマ大使であったが、多くの人の場合は戦隊ヒーローものの敵役の戦闘員とする場合が多いようである、

　戦闘員といえば仮面ライダーの悪の秘密結社ショッカーの戦闘員が代表格である。他の戦闘員を説明する場合、”ショッカーの戦闘員みたいな”というのが定番である。それだけインパクトが大きかったといえる。他にもキカイダーのアンドロイドマンとかあるが。

　戦闘員は破壊活動に従事するほか、ヒーローたちと対峙してもやられるだけというのが常である。時代劇でいえば桃太郎侍なり暴れん坊将軍なりが、悪を懲らしめようとすると大勢出てくるサムライのようにバッタバッタと切られるのと一緒だ。ただまともな武器を持っていないが。

　戦闘員の多くが着用しているのが全身タイツすなわちゼンタイである。模様は骸骨だったりなんだったりするバリエーションはあるがベースはブラックで個性など出ないものだ。だから人間という感じがしないのでヒーローがあんな風に殺戮しても嫌悪感はなかったといえる。

　これがフェチ作品、ただしアダルトになるが、戦闘員に視点でみた場合、結構無常感があるといえる。元は人間なのに殺されるなんて酷いじゃないかと！　まあ、現実世界の戦争の方が酷いモノではあるけど。

　コスプレでゼンタイ戦闘員をした場合、体型をのぞけば個性が出ないので誰がやっても似合うように思える。個人的には女性がやった方が見る方は良いと言える。またコスプレ衣装としてゼンタイ戦闘員のものが市販されているので気軽に出来るといえる。

　余談であるが、戦闘員ではないが真っ黒いゼンタイで出来るコスプレとしてあるのが、アニメ「名探偵コナン」の犯人のイメージだ。作品を見た人なら、あーあれね、と思うだろう、そう「黒い人」である。

　週刊少年サンデー2017年14号のグラビアで浅川梨奈が披露したが、真っ黒いゼンタイに目鼻口がある物だ。しかも最近は市販もされているようである。だから老若男女関わりなく全て似たような姿にしてしまうのが、ある意味ゼンタイの特徴が表れているといえる。