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(1)コスプレ会場の出会い
基美のレイヤー名を教えてくれ!
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その俺がキャラクター「大岩基美」は著名なキャラクターデザイナーが手がげているので、ものすごく可愛いい美少女とだったけど、バレー部のキャプテンで、学園内一の長身キャラなのでとにかく高かった。
また作中ではヒロインの真里亜と百合百合の関係で、アニメでは描写はなかったけど原作小説では身体同士の関係になっていた。だからさっき基美が真里亜といちゃついているのを見たとき、思わず百合百合としている場面を思い出してしまった。
時間は夕方、しかも着ぐるみレイヤーさんは長時間の着用は難しいので、もういないかもしれなかったが、基美の姿を探していた。あの気になるレイヤーを!
イベント会場を行ったり来たりして探してあきらめかけていたころ、あの老女教師に連れられた基美を発見した! このときなぜか他のキャラクターはいなくなっていたが、俺は思わず駆け出していた。どうしてもあの巨大娘の正体が気になって仕方なかったからだ。そして俺は禁断の情報を得ようと思い切って聞いてみることにした。
「そこの基美ちゃん。君のレイヤーの名前を教えてくれないか?」
そんな質問はご法度といえるものだった。たいていのレイヤーは本名を名乗ることはなく、たいていは源氏名というか芸名のような名前を名乗るものなので、それならそっちを聞けばよかったのにストレートな質問をしてしまった。
当然「着ぐるみマスター」と思われるマリー・サリヴァンのコスプレをしている中年のおばさんは、何を聞くんだと怒られてしまった。しかもなぜか普通に怒っていなくても恐ろしい広島弁で! 俺は少したじろいでしまった。
そのとき、基美はマリー・サリヴァンおばさんの肩をたたき、筆談用の着ぐるみさん用のボードで何かを語り始めた。そして二人でなにやらやり取りをしていたが、しばらくするとさっきまでの態度を一変させたおばさんの顔があった。
「それじゃあ、あんた。その気があるのなら、この娘の”中の人”に会いに、終了直前の女子更衣室の前に来てみんさい。そうすれば会えるかもよ。ほなね」
そういってマリー・サリヴァンと基美は女子更衣室のあるエリアに向かった。とりあえず基美の”中の人”は女だとわかってほっとしたけど、なんで惹かれたんだろうか俺は?
また作中ではヒロインの真里亜と百合百合の関係で、アニメでは描写はなかったけど原作小説では身体同士の関係になっていた。だからさっき基美が真里亜といちゃついているのを見たとき、思わず百合百合としている場面を思い出してしまった。
時間は夕方、しかも着ぐるみレイヤーさんは長時間の着用は難しいので、もういないかもしれなかったが、基美の姿を探していた。あの気になるレイヤーを!
イベント会場を行ったり来たりして探してあきらめかけていたころ、あの老女教師に連れられた基美を発見した! このときなぜか他のキャラクターはいなくなっていたが、俺は思わず駆け出していた。どうしてもあの巨大娘の正体が気になって仕方なかったからだ。そして俺は禁断の情報を得ようと思い切って聞いてみることにした。
「そこの基美ちゃん。君のレイヤーの名前を教えてくれないか?」
そんな質問はご法度といえるものだった。たいていのレイヤーは本名を名乗ることはなく、たいていは源氏名というか芸名のような名前を名乗るものなので、それならそっちを聞けばよかったのにストレートな質問をしてしまった。
当然「着ぐるみマスター」と思われるマリー・サリヴァンのコスプレをしている中年のおばさんは、何を聞くんだと怒られてしまった。しかもなぜか普通に怒っていなくても恐ろしい広島弁で! 俺は少したじろいでしまった。
そのとき、基美はマリー・サリヴァンおばさんの肩をたたき、筆談用の着ぐるみさん用のボードで何かを語り始めた。そして二人でなにやらやり取りをしていたが、しばらくするとさっきまでの態度を一変させたおばさんの顔があった。
「それじゃあ、あんた。その気があるのなら、この娘の”中の人”に会いに、終了直前の女子更衣室の前に来てみんさい。そうすれば会えるかもよ。ほなね」
そういってマリー・サリヴァンと基美は女子更衣室のあるエリアに向かった。とりあえず基美の”中の人”は女だとわかってほっとしたけど、なんで惹かれたんだろうか俺は?
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