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(外伝一)アルテミスの美少女着ぐるみ隊
詩音の内臓と成海
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詩音の内臓の女は派手な茶髪をしていてイメージが違い過ぎた。志桜里と愛梨はマジマジとみていた。
「それって、趣味なんですか?」
志桜里が聞くと詩音の内臓の女はマスクを見せてくれた。
「そうよ! 好きじゃないと出来ないわよ。このマスクを被っていると暑いし苦しいし、それに呼吸もしずらいのよ。でも被ったらいいわよ!」
マスクを手に取ってみて志桜里は意外に重い事に驚いていた。それにマスクがどうなっているのかなと覗いてみたら、汗臭い事に気づき思わずのけぞってしまった。
「ご、ごめんなさい! 思わず・・・のけぞってしまって! でも、これって見えるのですか外は?」
「ええ、見えるわよ。この瞳の上の部分がスモークガラスのようになっていてね、そこから見えるわよ。でも視界はどうしても制限されるから見にくい事には変わらないけどね。
そういえば、自己紹介はまだだったわね。私はシオンよ!」
「シオンって、本名ですか?」
志桜里はマスクの中を覗き込んで、瞳の部分の構造を確認しながら聞いていた。
「まさか! ドーラーとしての名前よ。そうそうドーラーって意味わかる?」
「なんですか、それ?」
「このような着ぐるみ美少女マスクで活動している人たちのことよ! まあ、知っているかもしれないけど中の人の性別は内緒なのよ。私は一致しているけどね」
「それよりも着ぐるみ体験させてくれるってどういうことなの? あんたのマスクを被らせてくれるって事なの?」
愛梨はシオンをにらみつけていた。シオンを名乗る女は三十路近いようだったが、彼女がなんでそんなことを言ってきたのかが不信に感じていた。
「あなたたち、これから時間あるかな? この、マスクを作った製作所に来てくれないかな?」
「それって・・・まさかお金要りますじゃないよね?」
「心配しないで! そこに成海先生も来るから」
「な、成海先生?」
志桜里も愛梨も顔を見合わせていた。なんで着ぐるみのところに作者がくるのか意味が分からなかったからだ。どこまで信じればいいのか分からなかった。すると後ろから魔女のような中年女性がやってきた。それはサリヴァン先生の扮装をした成海だった。
「あなたたち、私に協力してくれないかしら? 今日のイベントの着ぐるみにちょっと不満があったので、いいかしら?」
成海の登場にその場にいた者全てが一応に驚いていた。
「それって、趣味なんですか?」
志桜里が聞くと詩音の内臓の女はマスクを見せてくれた。
「そうよ! 好きじゃないと出来ないわよ。このマスクを被っていると暑いし苦しいし、それに呼吸もしずらいのよ。でも被ったらいいわよ!」
マスクを手に取ってみて志桜里は意外に重い事に驚いていた。それにマスクがどうなっているのかなと覗いてみたら、汗臭い事に気づき思わずのけぞってしまった。
「ご、ごめんなさい! 思わず・・・のけぞってしまって! でも、これって見えるのですか外は?」
「ええ、見えるわよ。この瞳の上の部分がスモークガラスのようになっていてね、そこから見えるわよ。でも視界はどうしても制限されるから見にくい事には変わらないけどね。
そういえば、自己紹介はまだだったわね。私はシオンよ!」
「シオンって、本名ですか?」
志桜里はマスクの中を覗き込んで、瞳の部分の構造を確認しながら聞いていた。
「まさか! ドーラーとしての名前よ。そうそうドーラーって意味わかる?」
「なんですか、それ?」
「このような着ぐるみ美少女マスクで活動している人たちのことよ! まあ、知っているかもしれないけど中の人の性別は内緒なのよ。私は一致しているけどね」
「それよりも着ぐるみ体験させてくれるってどういうことなの? あんたのマスクを被らせてくれるって事なの?」
愛梨はシオンをにらみつけていた。シオンを名乗る女は三十路近いようだったが、彼女がなんでそんなことを言ってきたのかが不信に感じていた。
「あなたたち、これから時間あるかな? この、マスクを作った製作所に来てくれないかな?」
「それって・・・まさかお金要りますじゃないよね?」
「心配しないで! そこに成海先生も来るから」
「な、成海先生?」
志桜里も愛梨も顔を見合わせていた。なんで着ぐるみのところに作者がくるのか意味が分からなかったからだ。どこまで信じればいいのか分からなかった。すると後ろから魔女のような中年女性がやってきた。それはサリヴァン先生の扮装をした成海だった。
「あなたたち、私に協力してくれないかしら? 今日のイベントの着ぐるみにちょっと不満があったので、いいかしら?」
成海の登場にその場にいた者全てが一応に驚いていた。
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