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機械娘にされるのよ!

胸も顔も覆われていき!

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私、クルミは気が狂いそうだった。身体が機械になることに! もちろんガイノイドスーツを着せられるだけなので、中身は人間のまま。でもクルミは「中の人」になってしまうので、存在そのものが無くなろうとしていた! キャサリンの内臓になるために、この世から消えようとしていた!

  私の身体は外骨格に覆われていったが、覆われるたびになんとも淫らな声をあげてしまっていた。私はキャサリンの内臓として、溶けて逝ってしまうような気がしていた。

  プリスは大きなブラジャーのようなモノを持ち出して来た。それってもしかして……。

 「これはキャサリンの機械娘管理ユニットなのよ! だからものすごく大きなバストになるわよ!」

  それが私の、あまり大きくないオッパイに被せられた途端、私の乳首に激痛が走った!

 「イタタタタ!」

 「辛抱しなくていいわよ! いまあなたはデカパイになるのよ! 喜びの声をだしなさい!」

  その時、乳首から数多くのユニットが乳房に埋め込まれていた。そのユニットが、私の胸を大きくしたのだ! 私は巨乳を通り越して爆乳になっていた。その巨大カップの上に、胸部の外骨格がはめられた。そのデザインは流線形の優雅なもので、女性らしさあふれるものだった。

  そして、いよいよクルミの顔が消されてしまう時が来た。

 「さあて、仕上げといきますか! この可愛いお顔も見納めだね」

  プリスはそう言うと、私の口に大きな筒を突っ込んできた!

 「これからあなたの肺を、私たちと同じ液体呼吸方式に改造するわ。この液体は酸素を直接血液に供給して、不要になった二酸化炭素を体外に出す機能があるの。そうしたら、あなたは呼吸することが無くなるわ。だってそうでしょ? 機械が人間のように呼吸していたらおかしいでしょ!」

  私は肺に液体を注入され、溺れていくような感覚に襲われた。液体が肺を満たしたところで、息苦しくはなくなった。その脇でジェシカがOKのサインを出していた。私はプリスと同類になったということだ。私の口には口蓋を固定するマウスピースが挿入され、声を出せなくなってしまった。そしてついに、キャサリンのフェイスマスクを被せられる時が来た!

 「さあ、キャサリンちゃん。これがあなたの内臓になる娘だよ! この娘の顔があなたになるのですよ!」

  プリスは見せつけるように、それを、私の目の前に近づけた。その顔になることに、私は複雑な思いがした。一度このフェイスガードを着けたら、一生このままのような気がしてきたのだ。急にそれが嫌になり、私は首を左右に振って抵抗した。

 「あれまあ、キャサリンちゃん。あなたになるのが嫌みたいですよ、この娘は。そんな言う事を聞かない娘には、こうしてあげましょうね」

  そう言ってプリスは、私の股間に何かをした。私は突然、トンデモナイほどの性的快感に見舞われた。たちまち全身が高揚するのを感じる。その瞬間、私の顔は覆われてしまった! そう私、クルミの人間としての姿をなくしたのだ!
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