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第一章・異世界にやって来た高校生
荒唐無稽な仮説!
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20XX年6月23日にXX県XX市で発生したロープウェイ「スカイラインつつじ線」で発生した事故は原因不明のままであった。この事故で謎だったのは被害者三人を乗せたゴンドラだけが消失したことであった。目撃者によれば落雷があってゴンドラが光に包まれたあと、この世界から消え去ったという。しかも他のゴンドラや架線といった施設には一切の被害がなかったというのにである。
この異常事態に国土交通省運輸安全委員会による事故調査は完全に行き詰まっていた。そこで呼ばれたのは異端の科学者・藤村徹治だった。なんでも時空震という現象を研究しているはっきりいって変人であったが。
藤村は消失したゴンドラのわずかな残骸を調べていた。それは他の科学者や事故調査官もやったことだったが、断面が鋭利な刃物で切り取られたようになっているのだけを確認した。その現象は高温プラズマでゴンドラを蒸発したという仮説を否定はしたが、一体何が起きたのかは判明しなかった。
「藤村先生の見立てはどうですか?」
事故調査官の塚崎誠は一応確認のために尋ねた。この時、報告書には未知の自然現象に遭遇したとでも書くことを検討していた。ゴンドラと一緒に消えた高校生三人に申し訳ないがそうするほかなかったように思えたから。あの事故から数年がたち高校生の家族の傷も癒えないだろうが、そうするほかなさそうだった。
「君! やっぱりこれは時空震が発生したんだよ! この断面から先にあった物質は瞬間的に異世界に移動したんだ、絶対!」
その言葉に誠はポカンとした。いくら何かを説明したいからといって科学者がそんな荒唐無稽なことをいっていいんだろうかと?
「異世界ですか? 先生失礼ですがそんなファンタジーが好きなんですか?」
「ファンタジー? まあ好きにでもいってくれ! この世界はなあ無数の世界が無限につながっている一つに過ぎないんだ。それで時空震はその世界が偶然つながった時に起きるもんだよ。だからゴンドラはこの世界から消失しても別の世界に転移しているのさ。だから高校生三人は生きているかもしれない」
誠は頓珍漢なことを言うものだと呆れていたが、そんなことを報告書に載せたら上司だけでなく世間の笑いものにされそうだった。だから、こんなことを言い出す学者なんか呼ばなければ良いのにと思っていた。
「先生の説ですが・・・何か根拠あるんですか?」
「はっきりいってない! 証明できればノーベル賞を受賞しているさ」
「はあ、そうですか・・・」
結局、藤村の仮説は報告書に載ることは無かったが、一部のオカルト系の雑誌で紹介されたのである程度知られるようになったが、信じられることは決してなかった。だが行方不明になった高校生三人は本当に時空震によって異世界へ転移していた! この物語は異世界で甲冑戦士にされた女子高生二人の数奇な運命を語ったものである。
この異常事態に国土交通省運輸安全委員会による事故調査は完全に行き詰まっていた。そこで呼ばれたのは異端の科学者・藤村徹治だった。なんでも時空震という現象を研究しているはっきりいって変人であったが。
藤村は消失したゴンドラのわずかな残骸を調べていた。それは他の科学者や事故調査官もやったことだったが、断面が鋭利な刃物で切り取られたようになっているのだけを確認した。その現象は高温プラズマでゴンドラを蒸発したという仮説を否定はしたが、一体何が起きたのかは判明しなかった。
「藤村先生の見立てはどうですか?」
事故調査官の塚崎誠は一応確認のために尋ねた。この時、報告書には未知の自然現象に遭遇したとでも書くことを検討していた。ゴンドラと一緒に消えた高校生三人に申し訳ないがそうするほかなかったように思えたから。あの事故から数年がたち高校生の家族の傷も癒えないだろうが、そうするほかなさそうだった。
「君! やっぱりこれは時空震が発生したんだよ! この断面から先にあった物質は瞬間的に異世界に移動したんだ、絶対!」
その言葉に誠はポカンとした。いくら何かを説明したいからといって科学者がそんな荒唐無稽なことをいっていいんだろうかと?
「異世界ですか? 先生失礼ですがそんなファンタジーが好きなんですか?」
「ファンタジー? まあ好きにでもいってくれ! この世界はなあ無数の世界が無限につながっている一つに過ぎないんだ。それで時空震はその世界が偶然つながった時に起きるもんだよ。だからゴンドラはこの世界から消失しても別の世界に転移しているのさ。だから高校生三人は生きているかもしれない」
誠は頓珍漢なことを言うものだと呆れていたが、そんなことを報告書に載せたら上司だけでなく世間の笑いものにされそうだった。だから、こんなことを言い出す学者なんか呼ばなければ良いのにと思っていた。
「先生の説ですが・・・何か根拠あるんですか?」
「はっきりいってない! 証明できればノーベル賞を受賞しているさ」
「はあ、そうですか・・・」
結局、藤村の仮説は報告書に載ることは無かったが、一部のオカルト系の雑誌で紹介されたのである程度知られるようになったが、信じられることは決してなかった。だが行方不明になった高校生三人は本当に時空震によって異世界へ転移していた! この物語は異世界で甲冑戦士にされた女子高生二人の数奇な運命を語ったものである。
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