7 / 53
第一章・異世界にやって来た高校生
05.ここはどこ?
しおりを挟む
少々衝撃が強かったので少し気を失ったのか知れなかったが、目を開けると周りは白い砂の世界だった! 悠亮はこれがライトノベルの世界だったら召喚した魔術師みたいな者がいたりではないかと突っ込みたくなった。
「ちょっとまて! このまま僕らは砂に埋もれて死ぬのか? このままいたらアリジゴクの餌食かよ!」
すると頭をドついたのはアオイだった。
「悠亮君! 私たちを飲み込むようなアリジゴクなんていないでしょ、まったく!」
すると助け舟? のようなことをエリザベートが言い出した。
「悠亮が言うのはオーバーだけど、何か出てきたりしないここにいたら。取りあえず外を見てみようよ!」
「大丈夫かなエリザベート。取りあえず何かがあったら困るから防具を着てみない? ここは気温が少々低いので厚着しないといけないしね」
そういうわけで、なぜか武装? のために防具を着始めた二人だった。二人は制服を脱いで・・・おっと、ここで悠亮はまずいと思って一番先にゴンドラの外に出る事にした。ゴンドラはなにやらすごい空間を通過したらしく、サンドペーパーで削り取られたようにボロボロになっていた。それにゴンドラが着地したのは砂地から露出した岩場のようなところだった。そこで悠亮は近くの石を外に投げてみたところ、沈まなかったのでここは砂に埋もれる心配はなさそうだった。
二人の着替えが終わったところで悠亮が見たのは二人の少女剣士だった。これが試合ならそれなりに役立つかもしれなかったが、ここは地球以外のところ、異世界か異星かわからないけど通用しないかもしれなかった。どちらかといえば気休めにすぎなかった。
さすがに面はつけなかったが、アオイとエリザベートの二人は竹刀を持って前を進んだが、悠亮はゴンドラにあった鉄の棒を持っていた。こんなの持っていてもライトノベルなら剣を持った騎士や魔法使いの前ではなんにもならないと思っていたけど悠亮は言い出せなかった。
「とりあえず水を確保しなくちゃいけないわね。もしかするとここは砂漠かもしれないわ」
砂漠だったら絶望的じゃないかと悠亮は悲観的になっていた。もし水がなく彷徨っていたら、そのうち三人とも倒れて死んで干からびて・・・ああ! 恐ろしい! と心の中で叫んでいた。
白く美しい砂の上を歩く事数分。大きな砂丘を乗り越えたところで三人の目の前に大きく青いものが広がった。
「これは海? それとも湖? それにしても綺麗だなあ。でもここはどこ?」
後ろを振り返るとゴンドラが着いたところは砂丘の下の窪地のようだった。そしてさらに後ろには数多くの砂丘が連なっていたが、その先には緑に覆われたような山々が見えていた。そして目の前の青いものと白い砂浜には小さな小屋のようなものが見えた。
「とりあえず、行ってみない?」
アオイは二人に尋ねていた。
「ちょっとまて! このまま僕らは砂に埋もれて死ぬのか? このままいたらアリジゴクの餌食かよ!」
すると頭をドついたのはアオイだった。
「悠亮君! 私たちを飲み込むようなアリジゴクなんていないでしょ、まったく!」
すると助け舟? のようなことをエリザベートが言い出した。
「悠亮が言うのはオーバーだけど、何か出てきたりしないここにいたら。取りあえず外を見てみようよ!」
「大丈夫かなエリザベート。取りあえず何かがあったら困るから防具を着てみない? ここは気温が少々低いので厚着しないといけないしね」
そういうわけで、なぜか武装? のために防具を着始めた二人だった。二人は制服を脱いで・・・おっと、ここで悠亮はまずいと思って一番先にゴンドラの外に出る事にした。ゴンドラはなにやらすごい空間を通過したらしく、サンドペーパーで削り取られたようにボロボロになっていた。それにゴンドラが着地したのは砂地から露出した岩場のようなところだった。そこで悠亮は近くの石を外に投げてみたところ、沈まなかったのでここは砂に埋もれる心配はなさそうだった。
二人の着替えが終わったところで悠亮が見たのは二人の少女剣士だった。これが試合ならそれなりに役立つかもしれなかったが、ここは地球以外のところ、異世界か異星かわからないけど通用しないかもしれなかった。どちらかといえば気休めにすぎなかった。
さすがに面はつけなかったが、アオイとエリザベートの二人は竹刀を持って前を進んだが、悠亮はゴンドラにあった鉄の棒を持っていた。こんなの持っていてもライトノベルなら剣を持った騎士や魔法使いの前ではなんにもならないと思っていたけど悠亮は言い出せなかった。
「とりあえず水を確保しなくちゃいけないわね。もしかするとここは砂漠かもしれないわ」
砂漠だったら絶望的じゃないかと悠亮は悲観的になっていた。もし水がなく彷徨っていたら、そのうち三人とも倒れて死んで干からびて・・・ああ! 恐ろしい! と心の中で叫んでいた。
白く美しい砂の上を歩く事数分。大きな砂丘を乗り越えたところで三人の目の前に大きく青いものが広がった。
「これは海? それとも湖? それにしても綺麗だなあ。でもここはどこ?」
後ろを振り返るとゴンドラが着いたところは砂丘の下の窪地のようだった。そしてさらに後ろには数多くの砂丘が連なっていたが、その先には緑に覆われたような山々が見えていた。そして目の前の青いものと白い砂浜には小さな小屋のようなものが見えた。
「とりあえず、行ってみない?」
アオイは二人に尋ねていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる