異世界甲冑女子戦記アオイとエリザベート・そのほかの者たち

ジャン・幸田

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第一章・異世界にやって来た高校生

13.砂丘の騎士・6

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 エリザベートという女の子が剣道を始めた理由を悠亮は最初に聞いていたので知っていた。剣道の防具が騎士のようで恰好いいからというものだ。そんなミーハーと言える動機でもミルミルうちに実力が上がったのは、素質があったし恵まれた体形もあった。四分一は日本人の血を引いていても彼女は背が高い金髪の女の子でモデルのようにすらっとしていた。もっとも本人が言うには瞳が青くなくブラウンなのがコンプレックスということであるが。

 それはともかく、目の前にいる女騎士シャミーという存在がエリザベートの心を揺さぶっているようだった。彼女は甲冑に並々ならぬ憧れを持っていたようだ。

 「シャミーさん! あたしエリザベートといいます。あたしもあなたのような騎士になれますか?」

 その質問にアオイはずっこけていた。相手の正体が分からないのに仲間になりたいなんていうもんだから。後にアオイが云うにはその時のエリザベートは悪の組織だと知らずに戦闘員に志願するようなものだと非難していた。

 「ちょっとまってよ、エリザベ・・・」

 アオイがなだめようとしたけど、先にシャミーが答えてきた。

 「なれますとも! だって時空震でやって来た方ですから! きっと良い素質を持っておられますよ」

 その返事にエリザベートが得意になったのは言うまでもなかった。
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