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承章・試験
コスプレ人形(3)
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マジェスティーにされたわたしは激しく踊る人形になっていた。内臓にされたわたしの肉体は悲鳴を上げていたが、それを止める術は持っていなかった。だって私は命令によって動く人形、自分の意志などは持っていないはずの!
一つの踊りが終わるたびにわたしは様々な衣装を着せられていった。最初は魔法少女で次はセーラー服。そしてレオタードにバレエの衣装・・・とにかく匡の女物のコレクション全てを着せられているんじゃないかと思うほどだった。
わたしは、ただの着せ替え人形にすぎなかったのだ、今は! そう悲嘆に暮れていたけどわたしの表情は微笑みを浮かべたアニメ顔だ今はと気付いた。わたしからすればアホ面でしか思えないけど悔しくてしかたなかった。
そうしていると同じ部屋にはわたしとおなじような犠牲者二人がいつのまにかいた。フランス人形みたいなのとリアルフェイスのマネキンみたいなのだ。彼女二人もわたし同様に匡に騙されて人形になったようだ。しかも二人の衣装は・・・あれ? わたしと同じメイド服を着ている!
「今日は研究所の大掃除してもらおうということだ。取りあえず三人にはやってもらうからなあ。本当は清掃作業員の制服を着せるか何も装着しない状態でやってもらう方が効率が良いんだが、せっかく人形三体揃ったからメイド服を着てもらったよ!」
匡の苦々しい声がわたしの電脳化された音声識別ユニットに情報として入ってきたの! 本当にわたしは召使というかメイドということにされて悔しくってしかたなかった。本当なら匡を張り倒して帰りたかったけど・・・それは出来なかった。人形に過ぎない存在だからわたしは。もう諦めの胸中だった・・・
一つの踊りが終わるたびにわたしは様々な衣装を着せられていった。最初は魔法少女で次はセーラー服。そしてレオタードにバレエの衣装・・・とにかく匡の女物のコレクション全てを着せられているんじゃないかと思うほどだった。
わたしは、ただの着せ替え人形にすぎなかったのだ、今は! そう悲嘆に暮れていたけどわたしの表情は微笑みを浮かべたアニメ顔だ今はと気付いた。わたしからすればアホ面でしか思えないけど悔しくてしかたなかった。
そうしていると同じ部屋にはわたしとおなじような犠牲者二人がいつのまにかいた。フランス人形みたいなのとリアルフェイスのマネキンみたいなのだ。彼女二人もわたし同様に匡に騙されて人形になったようだ。しかも二人の衣装は・・・あれ? わたしと同じメイド服を着ている!
「今日は研究所の大掃除してもらおうということだ。取りあえず三人にはやってもらうからなあ。本当は清掃作業員の制服を着せるか何も装着しない状態でやってもらう方が効率が良いんだが、せっかく人形三体揃ったからメイド服を着てもらったよ!」
匡の苦々しい声がわたしの電脳化された音声識別ユニットに情報として入ってきたの! 本当にわたしは召使というかメイドということにされて悔しくってしかたなかった。本当なら匡を張り倒して帰りたかったけど・・・それは出来なかった。人形に過ぎない存在だからわたしは。もう諦めの胸中だった・・・
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