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二・機械娘化!
9.変貌
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パネルに表示される地球からの相対距離は猛烈なスピードで数字が増えていった。万の単位を超えたかと思ったらあっという間に「500万光年」にもなった。その数字は隣の大規模銀河系の距離よりも大きかった。もちろん、そんな速度で亜空間を移動するのはあり得ない数字だった。
私の巨大化した身体からは湯気が上がっていた。そして体内では何かが煮えくり返るような感覚に襲われていた。そのとき、こんな事を思い出した。
以前見た歴史記録動画で、地球連邦政府に反旗を上げた植民恒星系反乱軍との戦闘場面だった。反乱軍が発射した太陽光増幅システムの直撃を受けた宇宙巡行戦艦「ユーリイ・ガガーリン」の艦橋にいた乗組員の宇宙服が風船のように膨らんで破裂した恐ろしい場面を思い出した。私の身体はその乗組員のように破裂すると覚悟した。しかし、その直後に大きな変化が起きた。わたしの身体が急速にしぼんでしまい、まるでミイラのように細くなったかと思うと白い繭のようなものに覆われてしまった。
その時、私は気絶してしまったが後で確認した監視カメラの映像によれば、次のような変貌を遂げていた。
白い繭であるが、それは私の人間だった時の網膜が感じたことで、実際は半透明な膜だった。膜にようにみえたのは膨張した時の私の皮膚だったのだ。私の人間だった時の皮膚がそんな風に変化していたのだ。
その半透明な膜の下には私の筋肉組織や皮下組織が露わになった不気味な身体が映し出されていた。それはまるで生きたまま人体解剖されたような薄気味悪さだった。その直後、私の身体は「材料」の一つでしかない事に気付いた。
私の巨大化した身体からは湯気が上がっていた。そして体内では何かが煮えくり返るような感覚に襲われていた。そのとき、こんな事を思い出した。
以前見た歴史記録動画で、地球連邦政府に反旗を上げた植民恒星系反乱軍との戦闘場面だった。反乱軍が発射した太陽光増幅システムの直撃を受けた宇宙巡行戦艦「ユーリイ・ガガーリン」の艦橋にいた乗組員の宇宙服が風船のように膨らんで破裂した恐ろしい場面を思い出した。私の身体はその乗組員のように破裂すると覚悟した。しかし、その直後に大きな変化が起きた。わたしの身体が急速にしぼんでしまい、まるでミイラのように細くなったかと思うと白い繭のようなものに覆われてしまった。
その時、私は気絶してしまったが後で確認した監視カメラの映像によれば、次のような変貌を遂げていた。
白い繭であるが、それは私の人間だった時の網膜が感じたことで、実際は半透明な膜だった。膜にようにみえたのは膨張した時の私の皮膚だったのだ。私の人間だった時の皮膚がそんな風に変化していたのだ。
その半透明な膜の下には私の筋肉組織や皮下組織が露わになった不気味な身体が映し出されていた。それはまるで生きたまま人体解剖されたような薄気味悪さだった。その直後、私の身体は「材料」の一つでしかない事に気付いた。
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