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(2)逢瀬

どっちが食べるのか?

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 肉食系女子というか痴女になってしまったかのような静香は俺のアソコヲ愛撫し始めた。ただ、その感触はプラスチックのようなものでしごかれている感覚で気色悪かった。それにしても、昆虫とセックスしたという話は聞いたことないので、もしかすると世界最初の体験を俺はしているのかもしれなかった。

 「門田君、わたし生物兵器にされたけど、実はわたしの身体にはもっと秘密があるのよ」

 静香の声が淫らなものへと変化していたが、見た目がカマキリなのでいまいちエッチな気分にならないのに変わりはなかった。いっそのこと事が終わったら後はそのまま家に帰って全て忘れることにしようとも考えていた。
 静香には悪いがカマキリ女を彼女にしても、一緒になることなんか出来そうになかったからだ。

 「静香、それってなんだ? 悪いけど早く終わりにしたいなあ。こういうものって双方が気持ちよくなければよくないのか?」

 そういったが、俺も童貞なのでそれは耳学問にしかすぎなかった。エッチな本は友人から見せられたことはあるけど、動画のほうはその時見たことはなかったので、男女のやることなんか見たといえば、子供の時にうっかり見てしまった夫婦の夜の営みぐらいしかなかった。

 その時、昼間はキツイ顔をしているお袋が女になっていたのを覚えていた。非常に似つかわしくない淫らな声を上げ・・・俺も彼女が出来たらそういうことをするものと思っていたが、初めての相手がカマキリ女怪人に変身させられた静香だとは・・・

 「なあ、静香。それってエッチをすると静香の身体が元に戻るとか、代わりに俺がカマキリ怪人になるというのではないか? 最初の方ならうれしいけど、後の方ならいやだぞ!」

 「気持ちはわからないわけではないけど、ふざけないでちょうだい! わたしのアソコはねえ、こうすればいいわけなのよ」

 そういうと静香は腹部を大きくくねらせて、おなかを俺の下腹部に押し付けた。すると何やら気色悪い触手が多数出てきて、俺の下半身を覆ってしまった。しかも粘着質のなんらかの分泌物も排出するので、俺の身体は気色悪い何かに覆われてしまった。

 「し、静香、何をしやがったんだよ!」

 「決まっているんじゃないのよ合体したのよ! あなたのご両親だって夜になれば合体しているでしょ! でも私の場合は人間ではなくなっているので、カマキリのように本当は交尾しなければいけないけど、あなたに性的満足をあたえるのはこうすればいいわけなのよ」

 そういって静香の触手に覆われた俺のアソコが強制的に刺激され、俺もなんとなく気持ちよくなった。これが性的興奮なのか? そう考えたが俺は静かに食べられたのだろうか? どっちが食べるのか?
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