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(4)門田
壊れ始めた
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それにしても纐纈の本当の目的はなんだ? 生物兵器同士をかけ合わせてなにを・・・そんなことなどお構いなくカマキリ女と怪人との交わりは激しくなるばかりだった。激しくなるにつれて俺はカマキリ女の身体を痛めつけ始めていた。カマキリ女の外骨格はヒビが入り体液が噴き出すようになった。
「うーうーうー!!」
カマキリ女はうめき声とも喘ぎ声とも付かぬ恐ろしい”声”を発していた。対する俺も皮膚が破れ体液が吹き上げるようになっていた。この二匹の絶頂の先にある物を想像すると、それは破滅しかなさそうだった。
「うがーうがー!」
俺もケモノのようになっていた。カマキリ女と情愛を交わす度に人間性を失っていくのを感じていた。この行為が絶頂に達し終われば、全てが終わってしまいそうだった。だが、止める事が出来ず永遠ともいえる快楽的で地獄的な情事は続いていた。この時、カマキリ女が俺の身体に喰いついてきた!
「がぼ! がぼ! がぼ!」
「があ! ぼお! ぐお!」
そうカマキリ女は俺を滋養の素にするため摂取しはじめたのだ、兵器として生まれる新人類のための! 激痛が走っているはずなのに俺はある場面を思い出した。それはカマキリが交尾中にメスがオスの頭を貪っている最中もオスは行為を止めなかったのを。そう、オスは自分の子孫の礎となるべく栄養素になったわけだ。だから尊い犠牲なのかと・・・
そのとき俺は怒りが快楽の感情に勝ったのに気付いた。こんな事をしていたら、そこの悪魔のような纐纈そして張本人を喜ばせる事に気付いたからだ。
「ほう、俺の持ち込んだ生物兵器製造アンプルはどうだ? なんとか適合したカップルが死んでも受精卵が出来れば、大量生産が可能になるからな」
「ふん! さんざん収容所あたりで実験したんだろ? せっかく完成したサンプルをもう一度作ってみてから売り込むなんて本当の悪魔だな、お前は!」
「その悪魔から買い取ったのも悪魔だろ! そうそう俺を始末したらアンプルの製造方法の謎がわからなくなるから、せいぜい養ってくれ!」
纐纈と話していた男、そいつが静香をカマキリ女にした張本人に違いなかった。俺は思わずカマキリ女の腕を引きちぎり、そいつらが覗き見ている窓ガラスに投げつけた。その窓ガラスは防弾仕様のためびくともしなかったが、カマキリ女の腕は粉々になりその下で残骸を晒していた。俺の暴走が始まろうとしていた!
「うーうーうー!!」
カマキリ女はうめき声とも喘ぎ声とも付かぬ恐ろしい”声”を発していた。対する俺も皮膚が破れ体液が吹き上げるようになっていた。この二匹の絶頂の先にある物を想像すると、それは破滅しかなさそうだった。
「うがーうがー!」
俺もケモノのようになっていた。カマキリ女と情愛を交わす度に人間性を失っていくのを感じていた。この行為が絶頂に達し終われば、全てが終わってしまいそうだった。だが、止める事が出来ず永遠ともいえる快楽的で地獄的な情事は続いていた。この時、カマキリ女が俺の身体に喰いついてきた!
「がぼ! がぼ! がぼ!」
「があ! ぼお! ぐお!」
そうカマキリ女は俺を滋養の素にするため摂取しはじめたのだ、兵器として生まれる新人類のための! 激痛が走っているはずなのに俺はある場面を思い出した。それはカマキリが交尾中にメスがオスの頭を貪っている最中もオスは行為を止めなかったのを。そう、オスは自分の子孫の礎となるべく栄養素になったわけだ。だから尊い犠牲なのかと・・・
そのとき俺は怒りが快楽の感情に勝ったのに気付いた。こんな事をしていたら、そこの悪魔のような纐纈そして張本人を喜ばせる事に気付いたからだ。
「ほう、俺の持ち込んだ生物兵器製造アンプルはどうだ? なんとか適合したカップルが死んでも受精卵が出来れば、大量生産が可能になるからな」
「ふん! さんざん収容所あたりで実験したんだろ? せっかく完成したサンプルをもう一度作ってみてから売り込むなんて本当の悪魔だな、お前は!」
「その悪魔から買い取ったのも悪魔だろ! そうそう俺を始末したらアンプルの製造方法の謎がわからなくなるから、せいぜい養ってくれ!」
纐纈と話していた男、そいつが静香をカマキリ女にした張本人に違いなかった。俺は思わずカマキリ女の腕を引きちぎり、そいつらが覗き見ている窓ガラスに投げつけた。その窓ガラスは防弾仕様のためびくともしなかったが、カマキリ女の腕は粉々になりその下で残骸を晒していた。俺の暴走が始まろうとしていた!
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