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第肆章:魔導士見習いとしてやることは?
107.アサミの憧憬
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アサミとタクヤの一行は何者かに尾行していたが、それを当人らが知ることは無かった。このごろギルドのごく一部しか危険性を認識していなかったから。二人の重大な秘密を。
ハバスを出発した要塞馬車は大森林地帯を走っていた。要塞馬車専用とも言えるかつての文明の大陸間交易路もここまでくると、至るところに木が生い茂ってきているので、要塞馬車は左右に避けながら走行するので速度が著しく落ちていた。魔導士ギルド本部に向かっていたが、通行しているのもまばらだった。
アサミは楼閣で本を読みながら沿道の風景を見ていた。最終目的地までの行程だったので要塞馬車で過ごすのもあとわずかだった。この世界に来てからずっと過ごしていたこの部屋ともサヨナラする時が近づいていた。
人間だった時の記憶がよみがえり、昔の身体に近い姿に変化したけど、まだ一つ決まっていないものがあった。タクヤもそうだけど、住むところがないということだ! そこんところはホームレス時代と変わっていなかった。
そう思うとアサミは将来が不安に感じていた。神僕に言われたように二人で魔導士としてある程度までレベルアップしないと結ばれることはないのは仕方ないけど、このまま旅暮らしというのが問題だった。ひょっとしてずっと流離い人になるというのだろうかと。
まあ、タクヤと一緒ならどこでもいいとは思ったけど、それにしてもタクヤってわたしがこの世界に行くのに巻き込んでしまったのかな、ちょっと悪い感じがしないでもなかった。いくらホームレスであっても、この世界に行くことなんて思っていなかったはずだからだ。
この時、アサミが読んでいたのはこれから受ける研修で必要になるものだった。それには魔導士としての業務内容が書かれていた。それによるとふたりとも格闘系の魔導士に相当するようだった。ふたりとも武具を扱えたからだ。
この時、アサミは着ていた服を脱いでいた。まだビキニアーマーを身に着けたままだったからだ。こんな格好でタクヤやヴァリさん夫婦の前に出たくなかった。いい加減元に戻してほしいと思っていたけど、少し気持ちが引き締まうので、このままでもいいかなと思っていた。そのとき、楼閣からは絶景といえるような素晴らしい光景が一望できた。
ハバスを出発した要塞馬車は大森林地帯を走っていた。要塞馬車専用とも言えるかつての文明の大陸間交易路もここまでくると、至るところに木が生い茂ってきているので、要塞馬車は左右に避けながら走行するので速度が著しく落ちていた。魔導士ギルド本部に向かっていたが、通行しているのもまばらだった。
アサミは楼閣で本を読みながら沿道の風景を見ていた。最終目的地までの行程だったので要塞馬車で過ごすのもあとわずかだった。この世界に来てからずっと過ごしていたこの部屋ともサヨナラする時が近づいていた。
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まあ、タクヤと一緒ならどこでもいいとは思ったけど、それにしてもタクヤってわたしがこの世界に行くのに巻き込んでしまったのかな、ちょっと悪い感じがしないでもなかった。いくらホームレスであっても、この世界に行くことなんて思っていなかったはずだからだ。
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