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第六章:インヴァラの白きオオネコとダンジョン
160.気が付いたタクヤ
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ふかふかとした長い毛皮、あまり器量のよくない顔だがどことなく愛嬌のある雰囲気。ぼんやりと見えてきたのは白い猫だった。しかしそのサイズは大きかった。
「お前はアリス? でも大きいよなあ」
その名前は昔タクヤが保護しアサミの家で飼われていたネコだ。しかし明らかにアリスでなかった。虎のように大きかったからだ。ネコもこのサイズになれば猛獣にしか見えなかった。そう思っていたら向こうがらむくむくと立ち上がる男がいた。ヴァークロウ・ラヴェルス班にいた男だ。
「あんたは・・・一緒にいた?」
「そうだ、お前さんと同じように研修試験に参加していたんだよ。でも誰なんだ、拉致したのは? でも、探していたエヴァ・エリを見つけたからよかった」
「そうか、これがエヴァ・エリか。でもこれって見つけたわけではないわけだよな。確かエヴァ・エリは迷子になったと思っていたけど、本当は何者かが拉致したんだろう。するとこれは何らかの意図があって起きたわけか? しかも両方の班から一人ずつ拉致して、これってまさか俺たちはおとりという事か?」
タクヤは思わず周囲を見回した。そこは素掘りのようなゴツゴツとした岩盤がむき出しになった部屋で、ダンジョンのどこかのようだった。唯一の入り口には鈍く黒光りする金属製と思われる扉がはまっていた。そして上には無数の換気用の穴があったがネズミぐらいしか通れそうもない大きさだった。つまり、閉じ込められ脱出不可能といえそうだった。
「そういえば、お前さんはタクヤというんだろ? その腰に下げている剣はカイムの剣だろ? もし本物だったら何とかなるのじゃないか?」
「そういうあんたが腕に着けている魔道具も使えるのじゃないのと違うのか? なんか使えそうな機能はないのか?」
「これかあ。エヴァ・エリの行方を捜すためのものだ。大きな生命体などを探し出す道具で、こうしてエヴァ・エリを見つけることが出来たのだから…脱出にはつかえないよなあ。そういえば俺の名前を言っていなかったな。俺はサクロス・エクサスだ。とりあえずここから出よう」
サクロスとタクヤの間にはエヴァ・エリが横たわっていたが、その聖獣はなにかうなされているような顔をしはじめた。
「お前はアリス? でも大きいよなあ」
その名前は昔タクヤが保護しアサミの家で飼われていたネコだ。しかし明らかにアリスでなかった。虎のように大きかったからだ。ネコもこのサイズになれば猛獣にしか見えなかった。そう思っていたら向こうがらむくむくと立ち上がる男がいた。ヴァークロウ・ラヴェルス班にいた男だ。
「あんたは・・・一緒にいた?」
「そうだ、お前さんと同じように研修試験に参加していたんだよ。でも誰なんだ、拉致したのは? でも、探していたエヴァ・エリを見つけたからよかった」
「そうか、これがエヴァ・エリか。でもこれって見つけたわけではないわけだよな。確かエヴァ・エリは迷子になったと思っていたけど、本当は何者かが拉致したんだろう。するとこれは何らかの意図があって起きたわけか? しかも両方の班から一人ずつ拉致して、これってまさか俺たちはおとりという事か?」
タクヤは思わず周囲を見回した。そこは素掘りのようなゴツゴツとした岩盤がむき出しになった部屋で、ダンジョンのどこかのようだった。唯一の入り口には鈍く黒光りする金属製と思われる扉がはまっていた。そして上には無数の換気用の穴があったがネズミぐらいしか通れそうもない大きさだった。つまり、閉じ込められ脱出不可能といえそうだった。
「そういえば、お前さんはタクヤというんだろ? その腰に下げている剣はカイムの剣だろ? もし本物だったら何とかなるのじゃないか?」
「そういうあんたが腕に着けている魔道具も使えるのじゃないのと違うのか? なんか使えそうな機能はないのか?」
「これかあ。エヴァ・エリの行方を捜すためのものだ。大きな生命体などを探し出す道具で、こうしてエヴァ・エリを見つけることが出来たのだから…脱出にはつかえないよなあ。そういえば俺の名前を言っていなかったな。俺はサクロス・エクサスだ。とりあえずここから出よう」
サクロスとタクヤの間にはエヴァ・エリが横たわっていたが、その聖獣はなにかうなされているような顔をしはじめた。
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