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第二章:ひとりといっぴきから二人の旅立ち
040.星空のどこかに
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深夜に目が覚めたタクヤはわたしを連れてガード下に戻ると、また眠るはじめていた。本当にネコみたいに眠ってばかりしているのだから。でもあたしもネコだけど。
あたしはネコの姿に戻ったけど、人間のアサミだったという自我は残っていた。しかしネコは人間の言葉をしゃべる事ができないのでもどかしかった。はやくエンジェルのイリスさんが提示した救済案が実行されるのが待ち遠しかった。
あの夢でタクヤとデートした次の日、ガード下に新入りのホームレスがやってきた。彼女は伊理さんといって八十ぐらいの腰が大きく曲がった老婆だった。しかし、その正体は・・・
「今日は市役所に行かれるのですか? アサミちゃんはしっかりと預かっておきますからね」
タクヤは伊理さんに見送られ、市役所へと向かった。なんでもホームレスの青シャツさんが言うには、この町を出て行くのであれば、近くの大都市に向かう電車代が支給されるということだったので、行ってみることにしたのだ。
タクミは市役所にいくため、公園で身体を洗った後で少しはましな服に着替えるため、服を入れた紙バックを持って出発した。
それにしても市役所のホームレス対策のひとつは、この町から追い出すということらしい。なるほど、それだったらもう面倒見ることも無いから、でもそれって責任放棄みたいだわ。
「さあ、アサミちゃん。今日は私がお相手しましょうね」
そういって伊理さんは、手押し車にわたしを閉じ込めたゲージを載せて、曲がった腰で押していった。そして、高台にある誰も来る事もないような林の中へと入っていった。そこで伊理さんは正体を現した。
「ホームレスとして潜入するのも大変だわ。とにかくアサミ様を新たな世界へ召喚させるまでは、頑張りますので、あなたもネコとしてもう少し我慢してください」
伊理さんはエンジェルのイリス・アントラーファの仮の姿だった。タクヤも異星に一緒に召喚する工作のために変身していたのだ。
あたしはネコの姿に戻ったけど、人間のアサミだったという自我は残っていた。しかしネコは人間の言葉をしゃべる事ができないのでもどかしかった。はやくエンジェルのイリスさんが提示した救済案が実行されるのが待ち遠しかった。
あの夢でタクヤとデートした次の日、ガード下に新入りのホームレスがやってきた。彼女は伊理さんといって八十ぐらいの腰が大きく曲がった老婆だった。しかし、その正体は・・・
「今日は市役所に行かれるのですか? アサミちゃんはしっかりと預かっておきますからね」
タクヤは伊理さんに見送られ、市役所へと向かった。なんでもホームレスの青シャツさんが言うには、この町を出て行くのであれば、近くの大都市に向かう電車代が支給されるということだったので、行ってみることにしたのだ。
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それにしても市役所のホームレス対策のひとつは、この町から追い出すということらしい。なるほど、それだったらもう面倒見ることも無いから、でもそれって責任放棄みたいだわ。
「さあ、アサミちゃん。今日は私がお相手しましょうね」
そういって伊理さんは、手押し車にわたしを閉じ込めたゲージを載せて、曲がった腰で押していった。そして、高台にある誰も来る事もないような林の中へと入っていった。そこで伊理さんは正体を現した。
「ホームレスとして潜入するのも大変だわ。とにかくアサミ様を新たな世界へ召喚させるまでは、頑張りますので、あなたもネコとしてもう少し我慢してください」
伊理さんはエンジェルのイリス・アントラーファの仮の姿だった。タクヤも異星に一緒に召喚する工作のために変身していたのだ。
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