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第二章:ひとりといっぴきから二人の旅立ち
039.夢なのかこれは、でも
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タクヤが目を覚ましたのは真夜中になっていた。いくらホームレスといっても公園でずっと眠っていたのは少々はずかしかった。一応、この地域のホームレスの掟みたいなものに、この公園では寝泊まりしないというものがあった。他の人たちの迷惑になるというのが理由だった。
タクヤは先ほどまでの長い長い夢を思い出していた。あまりにも鮮明だったからだ。それにしても本物の亜佐美はどうしているのだろうか、気になっていた。まさか夢に出るという事は、死んだという事ではないかと思ったからだ。夢のなかでもそんなことを言っていたし。
グロヴァル・コスモリアンによる国際的なテロでは諸外国だけでなく日本国内でもテロが続発していたので、巻き込まれていても不思議でなかった。一つ二つのテロだったら詳細に報道されるだろうけど、あまりにも多かったので知らなくてもおかしくなかった。
そもそもタクヤが派遣社員として働いていた会社は経緯は分からないがグロヴァル・コスモリアンに関係していたので潰れたという噂があった。ということは自分だけでなくアサミの身にもなにかが起きたというのだろうか? でもタクヤは生きていても亜佐美が死んでいるかもしれないと思うと切なくなった。
「おい、アサミ帰るぞ!」
そういってタクヤがアサミを持ち上げた時、左手の中指に金の指輪が濵っているのに気付いた。それは夢の中で占い師から渡された指輪に似ていた。いつのまにはめていたのか記憶になかったので、戸惑っていた。それで何故かネコのアサミを見るとネコなので指輪などしていなかった。
「まさか、夢なんだからあり得ないよな。まさかお前が亜佐美なんてことは無いというのに!」
そういってタクヤはアサミをゲージに入れてねぐらのガード下に向っていた。晩夏となりさすがの暑さも落ち着いていたが、それなりの熱気を夜の空気は持っていた。だから歩くたびにしんどくなあっていた。
「やぱっり、俺もの体調はよくないよなあ。病気が再発したんだろうな」
タクヤは大学卒業後に入社したブラック企業で過労で病気になったが、それが再発したということは・・・今の状態なら長くないかもしれなかった。どこかで治療したかったが金がないホームレスなので、難しかった。
「それにしても、この金の指輪はなんだろう? した覚えねえし、アサミ知っているか?」
そういってタクヤはゲージの中のアサミに声をかけけてみたが眠っていたし、答えるはずもなかった。タクヤはこの時別の世界に召喚されることを知るよしもなかった。
タクヤは先ほどまでの長い長い夢を思い出していた。あまりにも鮮明だったからだ。それにしても本物の亜佐美はどうしているのだろうか、気になっていた。まさか夢に出るという事は、死んだという事ではないかと思ったからだ。夢のなかでもそんなことを言っていたし。
グロヴァル・コスモリアンによる国際的なテロでは諸外国だけでなく日本国内でもテロが続発していたので、巻き込まれていても不思議でなかった。一つ二つのテロだったら詳細に報道されるだろうけど、あまりにも多かったので知らなくてもおかしくなかった。
そもそもタクヤが派遣社員として働いていた会社は経緯は分からないがグロヴァル・コスモリアンに関係していたので潰れたという噂があった。ということは自分だけでなくアサミの身にもなにかが起きたというのだろうか? でもタクヤは生きていても亜佐美が死んでいるかもしれないと思うと切なくなった。
「おい、アサミ帰るぞ!」
そういってタクヤがアサミを持ち上げた時、左手の中指に金の指輪が濵っているのに気付いた。それは夢の中で占い師から渡された指輪に似ていた。いつのまにはめていたのか記憶になかったので、戸惑っていた。それで何故かネコのアサミを見るとネコなので指輪などしていなかった。
「まさか、夢なんだからあり得ないよな。まさかお前が亜佐美なんてことは無いというのに!」
そういってタクヤはアサミをゲージに入れてねぐらのガード下に向っていた。晩夏となりさすがの暑さも落ち着いていたが、それなりの熱気を夜の空気は持っていた。だから歩くたびにしんどくなあっていた。
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「それにしても、この金の指輪はなんだろう? した覚えねえし、アサミ知っているか?」
そういってタクヤはゲージの中のアサミに声をかけけてみたが眠っていたし、答えるはずもなかった。タクヤはこの時別の世界に召喚されることを知るよしもなかった。
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