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第参章:この世界で二人生きていくためには
079.キュリットロス
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アサミが自分の姿を見たとき思い出したのは、そう大学時代に見たコスプレだ。あれは二年前いや十二年前(とはいっても十年は死んでいて記憶がないけど)だったか、友人の美保子に誘われていったコスプレがドレスコードのハロウィーンパーティーの出来事だった。
あの時アサミは、申し訳ない程度にメイドの衣装で行ったけど、参加者の中には女性で露出度の高いゲームやアニメのキャラクターのコスプレをした若い女性が大勢いて、あんな格好よく出来るもんだ! などと思っていたことがあった。
そう、あんな胸元がバックリ開いたり、巨乳を強調するかのような衣装など頼まれたってするもんですかとの、感想を持った。しかし、自分がしている格好はまさにそのような衣装をきているじゃないか!
しかも、ネコ耳とネコの尻尾を付けている状態の上に、その衣装である。本当なら恥ずかしい! と思うところであるだろうけど、いまは別の世界に居るのだ。この世界で生きていくためには、この衣装に受け入れてもらわないといけなさそうだった。
「おばさん、どうかしら? わたしこの衣装きついのですが・・・」
「大丈夫かと思うよ。もし最初からダメならそこまで履く事なんかできないわ。前に譲ろうと思った娘なんか、足を裾に通そうとしただけで衣装の方が逃げ出してしまったから、いまんとこと大丈夫だ」
着られたくないからって逃げ出す衣装ってなんだろうねとアサミが思っていたけど、アサミの身体をその衣装が包んでしまった。今時、アサミは自分がなんかのゲームのキャラクターにでもなったような気分になっていた。その時、頭の中で誰かの声が聞こえてきた。
「お前は誰だ?」頭の中に若い女の声が聞こえたような気がしたアサミは何がおきたか判らなかった。
「あなたこそ誰ですか?」アサミは首を左右に振ったが、目の前にシフォンヌおばさんがいるだけだった。
「わが名はキュリットロス。この甲冑に封じ込まれし者の魂である。われは一緒に行動しようと思う者でなければ動く事はない。お前の事だが、まあもう少し様子を見ようと思うがどうだ?」
「できたらそうしていただきたいのですが・・・ところでキュリットロスさん。いま魂といわれましたけどスーツに閉じ込められる前はどうされていたのですか?」
「わがスーツを着ようとする娘が皆聞くことだから教えよう。われは遥か昔の女戦士だ。肉体は滅んだがいまも同じ女戦士を助けるために存在しているのだ。
そこのシフォンヌは今までで最高のパートナーだったが、彼女は引退して久しいから、久しぶりで動かしたくなったからな。お前こそ、わが魂に応えてくれないか?」
それにしてもスーツが自我を持ち話しかけるという状況がアサミには信じられなかった。しかもかつては人間だったようなので戸惑う事ばかりだった。
「キュリットロス、久しぶりね。あんたも気に入ってくれたか、このアサミって娘を」
そういってシフォンヌはアサミが着ているスーツの腰に手をかけていた。するとスーツの方が反応した。
「シフォンヌよ、とりあえず合格という事にしようぞ。まあ、実戦で判断していく事になるだろうけどな」
スーツはアサミを使用者と認めた。
あの時アサミは、申し訳ない程度にメイドの衣装で行ったけど、参加者の中には女性で露出度の高いゲームやアニメのキャラクターのコスプレをした若い女性が大勢いて、あんな格好よく出来るもんだ! などと思っていたことがあった。
そう、あんな胸元がバックリ開いたり、巨乳を強調するかのような衣装など頼まれたってするもんですかとの、感想を持った。しかし、自分がしている格好はまさにそのような衣装をきているじゃないか!
しかも、ネコ耳とネコの尻尾を付けている状態の上に、その衣装である。本当なら恥ずかしい! と思うところであるだろうけど、いまは別の世界に居るのだ。この世界で生きていくためには、この衣装に受け入れてもらわないといけなさそうだった。
「おばさん、どうかしら? わたしこの衣装きついのですが・・・」
「大丈夫かと思うよ。もし最初からダメならそこまで履く事なんかできないわ。前に譲ろうと思った娘なんか、足を裾に通そうとしただけで衣装の方が逃げ出してしまったから、いまんとこと大丈夫だ」
着られたくないからって逃げ出す衣装ってなんだろうねとアサミが思っていたけど、アサミの身体をその衣装が包んでしまった。今時、アサミは自分がなんかのゲームのキャラクターにでもなったような気分になっていた。その時、頭の中で誰かの声が聞こえてきた。
「お前は誰だ?」頭の中に若い女の声が聞こえたような気がしたアサミは何がおきたか判らなかった。
「あなたこそ誰ですか?」アサミは首を左右に振ったが、目の前にシフォンヌおばさんがいるだけだった。
「わが名はキュリットロス。この甲冑に封じ込まれし者の魂である。われは一緒に行動しようと思う者でなければ動く事はない。お前の事だが、まあもう少し様子を見ようと思うがどうだ?」
「できたらそうしていただきたいのですが・・・ところでキュリットロスさん。いま魂といわれましたけどスーツに閉じ込められる前はどうされていたのですか?」
「わがスーツを着ようとする娘が皆聞くことだから教えよう。われは遥か昔の女戦士だ。肉体は滅んだがいまも同じ女戦士を助けるために存在しているのだ。
そこのシフォンヌは今までで最高のパートナーだったが、彼女は引退して久しいから、久しぶりで動かしたくなったからな。お前こそ、わが魂に応えてくれないか?」
それにしてもスーツが自我を持ち話しかけるという状況がアサミには信じられなかった。しかもかつては人間だったようなので戸惑う事ばかりだった。
「キュリットロス、久しぶりね。あんたも気に入ってくれたか、このアサミって娘を」
そういってシフォンヌはアサミが着ているスーツの腰に手をかけていた。するとスーツの方が反応した。
「シフォンヌよ、とりあえず合格という事にしようぞ。まあ、実戦で判断していく事になるだろうけどな」
スーツはアサミを使用者と認めた。
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