【完結・R18】僕の姉ちゃんはゼンタイフェチであることを認めない!

ジャン・幸田

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なんてものを着せるんだよ!

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 ゼンタイに興味を持っているかと聞かれたらイエスであったが、しかしいきなりの展開で僕はオドオドしていた。目の前のピンクのゼンタイ女が自分の本当の姉ちゃんなのか信じられない気がしてきた。

 「姉ちゃん、そんなゼンタイってどこにあるんだよ?」

 「こういう展開を考えてね用意しているわよ。ちょっと待っててね」

 そういうと目の前のピンクのゼンタイ女はクローゼットの中から紙袋を出してきた。それにしてもそんな姿になっても物が見えるのかが不思議であった。

 それはともかく紙袋から取り出されたのは藍色の生地の塊だった。それを広げると人の形をしていた。それを着れという事らしい。

 「それを・・・着れというわけなのか、姉ちゃん?」

 「決まっているじゃないの! 素敵と思わない? 結構触り心地いいわよこれ」

 そういって目の前に差し出されたゼンタイを触ると気持ち良かった。その表情を見ているのか姉ちゃん、いやピンクのゼンタイ女はこうのたもうた。

 「あんたも虜になるわよ、絶対! さあ着替えてちょうだい!」

 促されるまま僕はパジャマを脱いだが、目の前のピンクのゼンタイ女はこういった。

 「パンツも降ろしなさいよ! これは水着みたいなものなんだから!」

 「水着って・・・サポーターぐらいはくだろ! サポーターは無いの?」

 「そんなの、ない! ない! 私だってこの下は何も着ていないんだから!」

 そういわれたので、目の前のゼンタイ女を見ると、たしかに下着をつけている様子はなかった。それに胸の乳房も乳頭がくっきりとしている事に気付いた。

 「姉ちゃん、それってつまりは僕も素っ裸になれと?」

 「そうよ! そうすればゼンタイの気持ち良さが分かるから、はやく!」

 結局、軽く抵抗したけどゼンタイ女によって僕は全てを脱がされてしまった。目の前にいるのは本当に自分の姉なのか疑問に思うようになっていた。もしかするとゼンタイという生地の中に痴女に変身させる魔法でもかかっているのではないかと思ってしまった。するとゼンタイ女がもう一つ袋を取り出して破き始めた。

 「それは・・・必要あるの?」

 「ええ、必要よ! 万が一に備えてよ、これは! 使い方は保健体育に時間でも教えてもらっているんじゃないのかな? わかるでしょ」

 それは避妊具の・・・コンドームだった! いったい何をするっていうんだよ! しかたないので僕はアソコにはめたが、少し大きくなっていることに気付いた。どうやら姉が内臓になっているのが分かっているのに欲情しはじめていることに気付いた! そのあとの展開が分からないじゃないかと心配になって来た。

 「はめたよ! 姉ちゃん! それからどうするんだよ!」

 「決まっているじゃないのよ! ゼンタイを着るのよ! そうそう着たら私を姉ちゃんなんて言ってはだめよ! 美路と呼んで頂戴! ゼンタイを着たらもう姉弟じゃないからね。ただのゼンタイ人間なんだから!」

 ゼンタイ人間・・・なんだそりゃ? 人でないものにでもなるというんかよ! でも身体の中ではゼンタイを着てみたいという欲求がこみ上げていた。どうも姉、いや美路と同じ変態の血が騒いでいるのかもしれなかった。やっぱり血は争えないのか・・・

 それでつま先から着始めた。すると足がピッタリとはまるので心地よい拘束感が自分の中の何かの殻を破いているような気がした。そして腰まで来たところで変な筒があるのに気付いた。

 「この筒ってなんだよ?」

 「それはね、ペニスサックよ! そこに入れるのよあんたのオチンチンの先を!」

 面白みがないぐらい真面目な姉いや美路の口から”オチンチン”の言葉が発せられるとは信じられなかったが、なんてものを着せるんだよ! という思いがこみ上げていた。それを着た自分の姿を想像するだけで恥ずかしくなってきた!
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