【完結】ワニ女として飼育されて・・・

ジャン・幸田

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一日目

身体が重い!

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 わたしは・・・名前が思い出せない! 気が付いた時は何か重いものの中に閉じ込められているようだった。しかもよつんばで!

 手足は肘や膝で固定されて動きにくいし、なにか裸でいるのはたしかだった。しかしわたしの身体はどうなっているかはわからなかった。よつんばなのにそのまま腹ばいになろうとしてもお腹がつっかえるのだから意味がわからない!

 わたしは、人間だったのは間違いないし女だと思うけど自分の身体を確認しようとしても首は動かなかったし、何も目の前には見えなかった。それにしても変な格好をさせられているはずなのに身体は楽だった。

 戸惑っていると、耳元に手足を動かすと歩けるという声が聞こえてきた。それでわたしは答えようとしたけど・・・口の中に物がつめられているのかしゃべれなかった! それに口の中には管のようなものが二本入れられていて、そのかわり顎が固定されていた。それは鼻も一緒で管が二本入っているようだった。

 動き始めると、突如目が見えるようになった。その光景はコンクリートの床とプールがあるのを確認できた。わたしは立ち上がろうとしたけど、身体が異常に重くて叶わなかった。

 これって、どういうことなんだろうかと思っていると、どうやらわたしは分厚い何かの中に閉じ込められているのではないかと考えていた。わたしは首を後ろにして自分の身体を見ようとしたけど、首は曲がらず見えなかった。わたしの身体はどうなったというのだろうか?

 そんな風に困惑していると目の前のガラスに何かが薄っすらと見えていた。それはワニだった! わたしは逃げなきゃととっさに思って後ずさりしたけど、そのワニもまた後ずさりしてしまった。

 このとき、わたしは変な事を思った。まさかあのワニってわたし・・・なの? そう思ったのでわたしは勇気をだして、その薄っすらと見えるワニのほうに向かった。すると近づいてきて・・・ぶつかってしまった。

 そうしていたら耳元で声が聞こえた。お前はワニに改造されたのだからおとなしくワニとして生活しろと。もしかしてわたしは人間だったのにワニに改造されたということなの? そう思うと恐ろしくなった。いったいわたしをどんな方法でワニに改造したというのだろうかと。

 そう思っていると耳元の声が口を開けろといってきた。口なんて開けれないのにどうしているのだろうかと思って開けようとしてみたら、目線の先のワニの影も口を開けたじゃないか?

 耳元の声はお前はイリエワニの「メイ」だ。これから当分の間ワニの生体マシーンの中枢部として暮らせという指示だった。わたしは、ワニ? として生きていかないといけないわけなの?
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