【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】

一樹

文字の大きさ
71 / 90
神聖帝国編

しおりを挟む
101:冥
 色々撮っておいて良かったっす
 まず一枚目、これは携帯片手に遊びに出て、戻ってきた直後の部屋の前の画像っス
 この数分後にナローシュさんは消えました

 つ【画像①】
 ナローシュが消える直前の部屋の前の通路の画像。
 客の姿は無く、ルームサービスらしきものを運んでいくホテルの従業員の姿と、どこかの部屋を片付けてきたらしき清掃員の姿が写っている。
 前者は食事を運ぶワゴンが、後者には布が山盛りになった台車をそれぞれ押している

102:冥
 次、二枚目の画像っス
 こっちは呼び出されて、戻ってきたばかりの部屋の画像っスね
 写っているのは、ナローシュさんがついさっきまで寝ていたベッドっス

 つ【画像②】
 ナローシュが寝ていたベッドの画像。
 しかし、どこにも人が寝ていたような痕跡はなく、綺麗に整えられ、皺一つないベッドが写っている

103:冥
 とりあえず、ゾロ目さんの言う画像ってこういうので合ってるっすか??

104:111
 お、上出来上出来
 偉いぞ、メイちゃん

105:まとめ班
 どうやら、ベッドメーキングが入ったのは確実のようですね
 シーツに皺ひとつない

106:名無しの転移者
 んじゃ、どのタイミングで入ったのかってことだよな?

107:ウスルアセット
 時系列を整理して乗せるよ
 まずはこの日のメイちゃんと介護スタッフ、ホテル組のタイムテーブルだけど

 6:00 メイちゃん起床
 6:30 夜勤の介護スタッフから、ナローシュ君の事を引き継ぐ
 6:40~7:50 身支度を整え、ナローシュ君を連れて日課になってる朝の散歩に出かける
 8:00 ルームサービスで届いた朝食を食べる、食べさせる
 10:00 昼勤の介護スタッフ到着、ナローシュ君のことを引き継ぐ
 10:30 メイちゃん、携帯端末を手に外に遊びに出る
 12:00 メイちゃん、ホテルに戻り朝食と同様、ルームサービスで届いていた昼食をナローシュ君と介護スタッフと一緒に摂る
 13:45 自室のベッドにて昼寝をしていたメイちゃん、介護スタッフに起こされる。それぞれ来客がありロビーに呼び出される。
 13:50 部屋を施錠後、それをメイちゃんと介護スタッフそれぞれが部屋の扉が施錠されていることを確認しロビーへ向かう
 14:10 さきに来客の対応を終えた介護スタッフが部屋に戻る
 14:15 メイちゃんが、会いに来てくれた公爵令嬢ちゃんと一緒に部屋に戻る。ここで画像①を撮影。
 先に部屋に着いた介護スタッフ、ナローシュ君が消えていて戸惑いつつも、部屋のある最上階を探し回る
 14:20 ナローシュ君が部屋から忽然と消えており、探し回っていた介護スタッフと合流
 14:30 通報やらでバタバタするなか、メイちゃんが公爵令嬢ちゃんの助言を受けて画像②を撮影。

108:ウスルアセット
 ナローシュ君が消えるまでの流れはこんな感じだね
 色々質問があるだろう
 見てわかる通り、ナローシュ君の失踪が確認されるまで実に三十分ほどかかってる
 人一人運ぶには十分すぎる時間だ
 
109:111
 いやいや、おかしいだろ
 大切な情報が抜けてるぞ、アエリカさん

110:名無しの転移者
 大切な情報?

111:名無しの転移者
 なんか抜けてるの??

112:まとめ班
 ベッドメイキングですね
 それらを担当する清掃スタッフの人達がナローシュが寝ていただろう部屋に入ったのは何時だったんですか?
 出ている情報だけで判断するなら、13:50~14:20の間というのは確実でしょうけど

113:ウスルアセット
 あ、ほんとだ、ごめんごめんミスだ
 清掃スタッフ、ベッドメイキングが入ったのは14:05頃だったらしい
 その時には、すでにナローシュ君の姿は無かったらしいから
 ふむ、こうして書き出してみると13:50~14:05の十五分間の間に消えたってことになるかな

114:111
 ベッドメイキングの時間は決まってるんですか?

115:ウスルアセット
 あー、メイちゃん、どうなの??

116:冥
 決まってるっス
 だから変だなとは思ったっス

117:名無しの転移者
 >>116
 というと??

118:冥
 いつもなら、15:00くらいにお部屋の掃除に来てくれるから
 だから、15:00に一度部屋を出て介護スタッフの人と三人で昼の散歩に出かけたり、ホテルの食堂でお茶を飲んだりするっていう、ルーチンって言うんですっけ?
 そういうのが出来てたんっす
 公爵令嬢さんもその辺のスケジュール把握してたんで、今日は顔を見に来てくれたってわけっす

119:名無しの転移者
 なるほど、予定がズレてたわけか

120:まとめ班
 疑うなら清掃スタッフが嘘をついているって可能性が高いですけど
 でも、清掃スタッフを鑑定してもなにも出なかった、となると、うーん??

121:111
 まだ情報が足りないな

122:名無しの転移者
 なんで清掃スタッフを疑うん??

123:まとめ班
 そうですねぇ
 まぁ、やっぱり一番怪しいから、でしょうかね
 メイちゃんの画像にもありますけど
 清掃スタッフ、写ってますよね?
 一緒に写ってる台車、あるじゃないですか大きなバケツというか箱を乗せてるやつ
 そこにはシーツが山盛りですよね?
 ここに隠せば連れだせなくはないんですよ

124:名無しの転移者
 今回は、なろうあるある、じゃなくトリックあるあるってか

125:名無しの転移者
 あー、台車使って意識のない人間運ぶの一万回くらいは見たかな

126:名無しの転移者
 メジャーなのかよ、意識のない人間を台車に乗せて運ぶの

127:名無しの転移者
 メジャーかな

128:まとめ班
 メジャーですね

129:111
 大学のミステリー研究同好会が、合宿先で嵐の山荘系事件に巻き込まれて次々にメンバーが殺されていく
 もしくは、ミステリー研究同好会に所属してるキャラが訪れた先で、やっぱり嵐の山荘系事件に巻き込まれて探偵役をするっていうくらいあるあるだな

130:名無しの転移者
 たとえがわかんねーよ

131:名無しの転移者
 なろう系で例えてくれよ

132:ウスルアセット
 トラックに轢かれたら異世界に転生してたってくらいあるあるだよ

133:名無しの転移者
 推理系界隈の親の顔より見た展開ってやつか?

134:111
 ま、そんな感じだ

135:まとめ班
 推理系あるあるですね
 毎回人が死ぬってのもあるあるですし

136:名無しの転移者
 人が死なないミステリもあるよ!
 おもしろいよ!

137:名無しの転移者
 そもそもなんで、今日に限って清掃時間、ベッドメイキングの時間が違ってたんだろ??

138:冥
 聞いてきたっス!

139:名無しの転移者
 へ?

140:名無しの転移者
 冥ちゃん?

141:名無しの転移者
 聞いてきた??

142:ウスルアセット
 携帯端末片手に、捜査関係者に混じって清掃スタッフに聞き込みしてたよ
 こんな感じで

 メイ「あれれー??おかしいっすよー??」

 それはもうノリノリで聞き込みしてるよ

143:名無しの転移者
 小っちゃい探偵のアニメでも見て影響されたかなwww

144:名無しの転移者
 俺は名探偵の孫の話の方が好き

145:名無しの転移者
 あ、でもそっか
 メイちゃんは当事者な上、公爵令嬢ちゃんも現場にいるんだから奴隷云々で、相手が答えたくないってのが出来ないんだ

146:名無しの転移者
 ???

147:名無しの転移者
 どゆこと??

148:145
 いや、そんな大した話じゃないし
 そもそも、メイちゃん達がいる国って奴隷への扱いが、なんて言うんだろう
 少し人道的なんだよ
 ほら、メイちゃんとナローシュが最初に出会ったあと
 町までいって公民館だったか宿舎みたいな場所に泊めてもらえただろ?
 ゴミ扱いされてないっていうか
 迫害がそんなに無い感じというか

149:名無しの転移者
 あ、たしかに

150:145
 加えて、メイちゃんも恩賞をもらってる
 つまり、奴隷だけれど英雄扱いされてると言っていい
 だから、身分で差別されていない可能性が高い上に、消えた主人を探すということに関してなにか質問しても不自然じゃないわけだ
 これが、良く知る創作の中の話だと、奴隷は卑しい身分だからってことで碌な捜査もされないまま犯人扱いされて投獄されても不思議じゃない

151:まとめ班
 たしかに、直接主人に害をなさなければ、適当な理由、例えば誰かに攫わせたんだろとか言われたら詰みですもんね

152:名無しの転移者
 つーか、もう隷属だか奴隷の首輪って外れてるんじゃないの??

153:冥
 ナローシュさんが外す前にあんなことになったんで、まだ付けたままっす

154:名無しの転移者
 あ、そうなんだ

155:冥
 いろいろ聞いてわかったっす
 なんか、今日に限って14:00に掃除にくるように指示があったらしいっす
 で、部屋に向かってる途中で別の客に話しかけられたらしいっす、清掃係の人たち
 なんか、清掃のやり方とかホテルに関してクレームをつけられて、ここで五分くらい時間をロスしたらしいっす

156:名無しの転移者
 ふむふむ

157:名無しの転移者
 なるほど
 だから微妙に中途半端な時間にベッドメイキングに入ったのか

158:冥
 五分してクレームから解放されて僕たちの部屋に向かおうとしたら、同僚、同じ清掃スタッフの人とすれ違って同情というか、変な客につかまってお疲れ様、みたいなそんな視線のやり取りをしたんだとか
 下手に話してると私語扱いされて、それもクレームになるとかでこういうやり取りは珍しくないんだとか

159:名無しの転移者
 どこにでもあるんだな、そういうの

160:冥
 そうして部屋に入ったらしいんですけど
 その時には、もうナローシュさんの姿は無かったらしいです
 てっきりいつものようにボクたちが連れ出したと思ったらしくて
 
161:名無しの転移者
 ふむ、ま、そう思うよな

162:111
 鍵は??

163:名無しの転移者
 うん?

164:111
 メイちゃん、その清掃スタッフの人がメイちゃん達が使ってる部屋に入った時
 部屋の鍵は掛かってたのか、それとも掛かってなかったのか

165:冥
 聞いてみるっス!

166:冥
 聞いたっス!

167:名無しの転移者
 はやいwww

168:名無しの転移者
 今気づいたけど、これリモート捜査じゃんwww

169:冥
 鍵は掛かってたらしいっス
 ちなみに、清掃スタッフの人たちは担当してる部屋の鍵しか渡されていないそうっス
 で、鑑定したところ、ぼく達の部屋の鍵は二回、つまり開錠と施錠、開けるのと閉めるの、その時にしか使われてないらしいっす

170:まとめ班
 なるほど、いわゆるマスターキーではなく、それぞれの部屋の鍵を使用している、と

171:名無しの転移者
 今の時点で午後18時だからな
 ホテルからはすでに出てると考えた方がいいかも

172:名無しの転移者
 怪しいやつの出入りは無かったってことでいいのかな?
 それともまだ調べてる最中なんだろうか??

173:111
 怪しいやつ、なんて探して出てくるとは思えないな
 前に、メイちゃんが消えた時も似たようなことあったけど
 見るからに泥棒です、なんて恰好して盗みに入るやつなんていない
 しかも、ここまでの話で考察するに、おそらく犯人は複数で確定
 そんでもって、客と従業員(清掃スタッフ)の二手に分かれて犯行に及んだ可能性滅茶苦茶高い

174:冥
 え、そうなんっすか??

175:名無しの転移者
 なんでそんなこと言えるんだよ??

176:まとめ班
 え、いや、バレバレですよ、これ

177:名無しの転移者
 そうなの??

178:111
 これを説明する前にもう一つ、いや二つ確認なんだが、公爵令嬢ちゃんが来るのはホテル側は把握してたのかな?
 それと、介護スタッフの来客ってのは急な来客だったのか??
 あ、いや三つか
 さらにもう一つ質問
 メイちゃん、メイちゃん達はナローシュを部屋に一人にして外出したことは今までにあったかな?
 いや、別に責めてるわけじゃないんだ
 あくまで質問であり、確認なんだ

179:冥
 そうっすねー
 一つ目の質問に関しては、イエス

 二つ目の質問に関しては、イエス
 なんか、呼ばれたいい物の、その相手の姿がなくて、ナローシュさんを長時間一人にしておくことも出来なかったんで、早めに部屋に戻ってもらったっス
 
 三つ目の質問に関しては、ノー
 
180:まとめ班
 なるほど

181:名無しの転移者
 とりあえず説明してくれ
 推理系はジャンル外なんだよ(´;ω;`)

182:111
 まず、ここまで出た情報を踏まえて犯人たちの動きを書いていこう
 犯人たちは、清掃スタッフと客の二手に分かれて行動を起こした
 客はクレーマーとして、本来の清掃スタッフの足止めをする
 一方、清掃スタッフの犯人は手に入れておいた合鍵を使って部屋に侵入する
 そこには動けないナローシュがいた
 そのナローシュを台車の箱に入れ、シーツで隠して攫う
 もちろんこの時に忘れずに施錠をしておく
 その後、クレーム客から解放された本来の清掃スタッフと入れ違いとなる
 この時に同情するような視線を向けたんだろうな
 そして堂々とホテルの中を歩き、ナローシュを外に運びだすことに成功した
 ホテルとかこういう施設には従業員用の通路があることが多いからそこを使ったと考えるべきだろう
 異世界の建物でどこまで通じるかわからないけどな
 ま、無くても従業員なんだ怪しまれずにホテルの中を歩けただろうことは想像できる

183:111
 次に、犯人たちはメイちゃん達の動向、スケジュールを把握していた可能性が非常に高い
 むしろ、ホテルに潜入してたのかもな
 それで行動範囲とか日課とかそういうのを全部調べ上げて、今回の犯行に及んだ可能性がある
 理由としては、まずホテル側は公爵令嬢ちゃんの来訪を把握していたこと
 どこかで情報が漏れていたか、犯人側が調べ上げてたかのどちらかだろうな
 次に、介護スタッフの急な来客の知らせ
 でも、ロビーに出てもそんな客はいなかった
 だから、もしかしたら今回は誘拐するつもりは無かったのかもしれない
 それこそ、A子みたいに監視魔法でも設置する予定だったのかもしれない
 そのうえで、完全にメイちゃん達の動向を把握した上で犯行に及ぶ予定だった可能性もある
 だけど、犯人達は幸運恵まれた
 ターゲットのナローシュは一人部屋で寝ていた
 だから、予定を変えて攫った、ってところかな
 最後に、本来の清掃スタッフと顔見知りだったこと
 見知った顔だったからこそ、本来の清掃スタッフは視線でやり取りできたと言える
 
184:名無しの転移者
 予定を変更って
 どうしてそんなことが言えるんだよ?

185:111
 ほぼ単なる妄想だけど
 三つ目の質問で、メイちゃんがイエスって答えたなら誘拐一択だったんだろうが
 メイちゃんの答えはノーだった
 つまり、犯人達は当初ナローシュを攫う予定は無かったんだと推測できる
 何故なら、犯人達はメイちゃん達の動向を、予定を把握してた
 つまり、来客があったらナローシュも連れて迎えに出るだろうと予想したはずだ
 だけど、現実は違った
 ナローシュは部屋で寝ていた
 そして、犯行時間の短さと本来の清掃スタッフが違和感なしにベッドメイキングしたことからナローシュの抵抗が無かったことは明らかだろう
 そして、犯人たちの迷いの無さも
 犯人たちは最初からナローシュを狙っていた
 今回は、確実に攫うための工作をするために部屋に侵入した
 けれど、目的の人物が部屋にいたために、予定を変更、前倒しで攫った
 こんなところだろうな

186:名無しの転移者
 攫った理由は?

187:名無しの転移者
 そこまで考えてるなら、犯行動機もわかってるんだろ?

188:111
 さて、そこまでは
 まぁ、これじゃないか、ってのはいくつか想像できるけど
 確証がない

189:名無しの転移者
 気になるなぁ

190:まとめ班
 ナローシュのご家族も見ているはずですから
 あまり絶望的な話は避けた方がいいかもです

191:名無しの転移者
 え、そんなに?

192:兄
 妹とも話した
 構わない、教えてくれ
 俺達は知っておきたい

193:まとめ班
 やめた方がいいです
 貴方たち兄姉だってまだ未成年でしょう?
 いえ、仮に成人していたとしても、このような場所で軽々しく書きこんでいい話題ではないですし

194:兄
 それこそ今更だ
 何人の死をネタにしてきたと思ってる?
 ここは、そういう場所だろ

195:姉
 お願いします
 弟を助けてきてくれた貴方達の言葉だからこそ、どんなものでも構いません受け取ります
 受け止めます
 だから、お願いします
 教えてください

196:まとめ班
 ゾロ目さん、どうします?

197:111
 妙な信用があるってのも、厄介なもんだな

198:名無しの転移者
 身内がここまで言ってるんだ、早く教えろよ
バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・)  バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄

199:111
 わかったよ

200:111
 ナローシュを攫って、手元に置いておく理由
 たぶん、食べるため、なんじゃないかと思う
しおりを挟む
感想 51

あなたにおすすめの小説

ちゃんと忠告をしましたよ?

柚木ゆず
ファンタジー
 ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。 「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」  アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。  アゼット様。まだ間に合います。  今なら、引き返せますよ? ※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー

すもも太郎
ファンタジー
 この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)  主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)  しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。  命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥ ※1話1500文字くらいで書いております

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

一樹
ファンタジー
とある学校の卒業パーティでの1幕。

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

【めっさ】天使拾った【可愛ぃなう】

一樹
ファンタジー
酔っ払いが聖女を拾って送迎する話です。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~

カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。 気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。 だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう―― ――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。

処理中です...