胸に咲くは純白の花

大波小波

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「ほらほら、逃げないと痛いぞ」
「や、やめッ!」
「ひいぃ!」
「痛ッ! 痛い!」
 室内に作られた狭い小屋の中では、逃げるに逃げられない。
 ただただ恐怖をあおり、駿佑は彼らが逃げる体力が尽きるまで殴り続けた。
 ぐったりと伸びた少年たちを足で蹴り転がし、駿佑は無表情のまま狙いを定めた。
 モップの柄を、彼らの肛門に突き入れたのだ。
「あ、ぐあぁー!」
 これは三人同時、というわけにはいかない。
 一人が責められている姿を、後の二人は震えあがって見ていた。
 次は、俺の番。
 そう思うと、生きた心地がしなかった。
「どうだ? 気持ちがいいか。言ってみろ、気持ちいいです、と」
「あ、がぁ! き、もち、いいですうぅ!」
「そうか。なら、もっと可愛がってやる」
「ぎゃあぁあ!」
 残る二人は、もう顔を背けて責められる少年を正視できなくなっていた。

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