恋は突然に愛は永遠に 【若当主アルファ×訳ありオメガ】 ~ツンデレ同士の両片思いは、実るんですか?~

大波小波

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第十六章 琉果の涙

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「はい。ここが、琉果くんの専用ルームだよ」
「ありがとう! わぁ、広い! 明るい!」
 琉果は水瀬に案内されて、屋敷内の一室へと足を運んでいた。
 この棟は、拓真が可愛がっている愛人たちのためのスペースだ。
 琉果以外の御小姓たちの部屋もあるのだが、それは離れて造られている。
 広々とした空間が、琉果に与えられた。
「それにしても、本当に大丈夫かい? 愛人は、嫌じゃなかったのかな?」
「平気だよ! 相手は、あの拓真さんだもん。退屈せずに済みそう!」
「け、ケンカは、しないようにね……」
「はーい!」
 では、と水瀬は改まって、琉果の前で姿勢を正した。

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