恋は突然に愛は永遠に 【若当主アルファ×訳ありオメガ】 ~ツンデレ同士の両片思いは、実るんですか?~

 花菱 拓真(はなびし たくま)は、名門・花菱家の若き当主だ。
 たとえ国家が転覆しても、この一族だけは滅びることは無い、と噂されるほどの名門、花菱家。
 早くに両親を亡くした拓真は、その財と権力を誇っていた。
 そのうえ彼は、稀有な美貌と品格を備えた男性だ。
 黄金比で整った、彫りの深い端正な面立ち。
 緩くウェーブのかかった、ダークブラウンの髪。
 180cm越えの長身は、鍛え抜かれた筋肉で引き締まっている。
 そして、ヒトという種で王者たる、アルファのオーラを身に纏っていた。

 そんな拓真は、28歳のバースディ・パーティーの帰りに、月島 琉果(つきしま るか)と出会う。
 彼の乗った高級車の前に、ふらりと現れた少年。
 それが、琉果だった。
 轢いたわけではないが、意識のない彼を、拓真は車に同乗させる。
 そこで、琉果の美しさに改めて息を飲んだ。
 綺麗な顔立ちに、きめ細やかな肌。
 栗色の髪に、淡い珊瑚の唇。
 何より、深い琥珀色の瞳に、拓真は心を射抜かれていた。
 
 拓真は琉果を、屋敷へと連れて帰った。
 美しいオメガの彼を、そこに囲うハーレムの一員にするつもりだったのだ。
 しかし気の強い琉果は、拓真に好意を感じながらも真っ向から反発する。
 拓真もまた、琉果に惹かれながらも反抗的な彼に激怒する。
 こんな二人の間に、果たして恋は芽生えるのか。
 そして、愛に育つのか……?

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