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しおりを挟む「私の愛人に!?」
驚いたのは、水瀬だけではなかった。
報告を受けた拓真も、コーヒーを噴き出すほどびっくりしていた。
「なぜだ!? 私の愛人になることを、あれほど拒んだのに!」
「はい、なぜでしょうか!?」
「質問を質問で返すな!」
「も、申し訳ございません!」
それほど、二人の男は琉果に振り回されていた。
ただ、水瀬には考えがあった。
「もしかすると琉果くんは、拓真さまに恩返しをしたいのかもしれません」
「あっ……なるほど、そうか」
琉果が、屋敷内で穏やかな日々を過ごせるのは、全て拓真のおかげだ
「何か、お返しがしたい。ですが琉果くんは、その対価を何も持ちません」
「だから、体を差し出そう、というわけか」
拓真は、唸ってしまった。
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