恋は突然に愛は永遠に 【若当主アルファ×訳ありオメガ】 ~ツンデレ同士の両片思いは、実るんですか?~

大波小波

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「琉果くんは、このお屋敷から出たのですか!?」
「まだ解りませんが、おそらく彼はそのつもりです!」
 水瀬が手にした白いメモには、琉果の筆跡で短く書かれていた。

『皆さん、お世話になりました。本当に、ありがとう。さようなら』

 朝食を終えた琉果を、水瀬は部屋へ訪ねた。
 本日のスケジュールを確認するために。
 それは、毎朝の日課だ。
 当たり前のように、毎日こなしてきたことだ。
 しかし、今日だけは違った。
「琉果くんが……さようなら、だなんて!」
「落ち着きなさい、水瀬さん。まずは邸内を探すと同時に、内苑に捜索隊を展開するのです!」
「は、はい! すぐに、手配します! 三本木さんは?」
「私は、全ての元凶である拓真さまを、叩き起こします!」
 琉果が、いなくなった。
 その知らせに屋敷内は、途端にあわただしくなっていった。

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