恋は突然に愛は永遠に 【若当主アルファ×訳ありオメガ】 ~ツンデレ同士の両片思いは、実るんですか?~

大波小波

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(そうこうしている間に、この事態だ……)
 拓真は琉果の手を取って、ベッドルームへと進んでいた。
(何の方策も決まっていないというのに……)
 琉果は無邪気にベッドに飛び乗り、笑っている。
「拓真さん、どうしたのさ。難しい顔して、黙り込んで」
「いや、別に」
「緊張してるの?」
「そ、そんなことはない!」
 心の中では、今夜は琉果ではなく別の愛人を指名すればよかったかな、などと考えていた。
 しかし、初めての琉果を飛ばしたら、それはそれで不自然だ。

『体だけでなく、心も愛でて差し上げれば良いのです』

 三本木の言葉を、しっかりと胸に刻み、拓真は琉果の待つベッドへと近づいた。

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