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しおりを挟む「どこに電話するの?」
「うん。木下の『仁道会』とやらへ」
琉果は口に含んだスープを、ぶぅと拓真に吹いた。
「な、何で!? 相手は、反社だよ!?」
「スーツがスープで……」
「ご、ごめんね!」
「いや、いいんだ」
拓真は顔をハンカチで拭き、改めて携帯を手にした。
「ケンカをするなら、先手必勝だ」
通話が繋がり、拓真は琉果が見守る中、木下の事務所相手に話し始めた。
『……誰だ?』
「おそらく君では話にならない。今そこにいる、一番のトップに繋いでくれ」
『何だぁ? ここがどこだか解ってんのか!? 掛け間違いなら、さっさと切るんだな!』
ドスの利いた大声が、拓真の向かい側に座っている琉果にまで、響いてくる。
琉果は、震え上がった。
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