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バスルームから出た郁実は、妙な物音を聞いた。
リビングからだ。
「えっ?」
今、この部屋には、僕以外に誰もいないはずなのに。
「まさか、泥棒?」
鉄壁のセキュリティを誇るこのマンションに、侵入者が?
念のため郁実は、タイル磨き用の、柄の付いたバスブラシを手にした。
そっと、足音を立てずにリビングへ進む。
「やっぱり、誰かいる」
小声で自分を奮い立たせて、さらに進む。
そして、とうとうリビングへと足を踏み入れた。
そこには、思った通り侵入者の姿があった。
しかし、その侵入者は、堂々とソファに座ってくつろいでいる。
郁実は彼の正体を知ると、大声を上げた。
「颯真さん!?」
「ただいま、郁実」
帰宅は、2日後だったはずじゃ!?
驚く郁実とは逆に、颯真はリラックスして笑顔だ。
だのに、こんな物騒なことを言った。
「ちょっと、監督と揉めちゃって。帰ってきちゃった」
そんな、と郁実はソファに駆け寄った。
「颯真さんは、仕事を選ばないのが信条だったでしょう?」
「うん、そうだった」
「過去形!?」
「そ。すでに、昔の話さ」
だからもう、いいからさぁ、と颯真は珍しく甘えた声で、郁実の頬に手を寄せた。
会話半ばで、キスをしてきた。
「そ、そうま、さ……」
湯上りの、温かな郁実の舌を、颯真はじっくりしゃぶって来た。
唾液を絡め、甘いキスをする。
郁実もまた、颯真の舌を夢中で吸った。
会いたいと、切ない気持ちを持て余していたのだ。
これ以上の嬉しいサプライズは、なかった。
リビングからだ。
「えっ?」
今、この部屋には、僕以外に誰もいないはずなのに。
「まさか、泥棒?」
鉄壁のセキュリティを誇るこのマンションに、侵入者が?
念のため郁実は、タイル磨き用の、柄の付いたバスブラシを手にした。
そっと、足音を立てずにリビングへ進む。
「やっぱり、誰かいる」
小声で自分を奮い立たせて、さらに進む。
そして、とうとうリビングへと足を踏み入れた。
そこには、思った通り侵入者の姿があった。
しかし、その侵入者は、堂々とソファに座ってくつろいでいる。
郁実は彼の正体を知ると、大声を上げた。
「颯真さん!?」
「ただいま、郁実」
帰宅は、2日後だったはずじゃ!?
驚く郁実とは逆に、颯真はリラックスして笑顔だ。
だのに、こんな物騒なことを言った。
「ちょっと、監督と揉めちゃって。帰ってきちゃった」
そんな、と郁実はソファに駆け寄った。
「颯真さんは、仕事を選ばないのが信条だったでしょう?」
「うん、そうだった」
「過去形!?」
「そ。すでに、昔の話さ」
だからもう、いいからさぁ、と颯真は珍しく甘えた声で、郁実の頬に手を寄せた。
会話半ばで、キスをしてきた。
「そ、そうま、さ……」
湯上りの、温かな郁実の舌を、颯真はじっくりしゃぶって来た。
唾液を絡め、甘いキスをする。
郁実もまた、颯真の舌を夢中で吸った。
会いたいと、切ない気持ちを持て余していたのだ。
これ以上の嬉しいサプライズは、なかった。
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