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息を呑み、そして吐き。
マネージャーは、肩を落とした。
「じゃあ私は、職を失うんですね。五条 颯真のマネージャー、という職を」
気を落とすな、と颯真は彼に手を差し伸べた。
「俺だって、無収入じゃ食っていけない。俳優業はいったん休止だが、他で稼ぐよ」
「他で、って。例えば?」
「音楽活動を、続ける。それから、デザインも」
「ライブとか、絶対無理じゃないですか」
「作詞や作曲を、本腰入れてやるよ。あれなら、在宅でもできるだろ?」
そこでマネージャーは、ようやく一歩前に出て、颯真の手を握った。
「さすが、五条 颯真。転んでも、ただじゃ起きない」
「それが、俺さ」
彼には、これからも変わらずに勤めてもらうと、颯真は約束を交わした。
半泣きだったマネージャーを何とかなだめて、颯真は郁実の喫茶店スタッフに電話を掛けた。
相手は、バリスタの久野。
彼は、務めていたショップが撤退したので、次の店を探していた男だ。
そこに、颯真の知り合いから声を掛けられた。
颯真と郁実の仲を知っている、唯一の人間だ。
マネージャーは、肩を落とした。
「じゃあ私は、職を失うんですね。五条 颯真のマネージャー、という職を」
気を落とすな、と颯真は彼に手を差し伸べた。
「俺だって、無収入じゃ食っていけない。俳優業はいったん休止だが、他で稼ぐよ」
「他で、って。例えば?」
「音楽活動を、続ける。それから、デザインも」
「ライブとか、絶対無理じゃないですか」
「作詞や作曲を、本腰入れてやるよ。あれなら、在宅でもできるだろ?」
そこでマネージャーは、ようやく一歩前に出て、颯真の手を握った。
「さすが、五条 颯真。転んでも、ただじゃ起きない」
「それが、俺さ」
彼には、これからも変わらずに勤めてもらうと、颯真は約束を交わした。
半泣きだったマネージャーを何とかなだめて、颯真は郁実の喫茶店スタッフに電話を掛けた。
相手は、バリスタの久野。
彼は、務めていたショップが撤退したので、次の店を探していた男だ。
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