青いバラの花言葉 ～ミステリアス若様アルファ×不憫健気オメガ どうしよう。叶さんのこと、どんどん好きになっていっちゃう～

5

　ベッドに腰かけた誠の脚の間に、瑞樹は潜り込んでいた。
　両手で大切に、そのペニスを掲げる。
　すでにバスタイムを終えたそれは、清潔なソープの香りがした。
　そしてかすかに、牡の匂いがした。
「叶さん、いい匂い……」
　ぞくぞくする。

　瑞樹は舌を伸ばし、その裏筋から攻めた。
　何度も何度も往復させ、唾液でぬるぬるに湿らせる。
　先端を咥えて吸い、割れ目に舌先をねじ込む。
「……巧いな、白川くん」
「勉強、しました」
　ゆるく勃ち上がった誠を咥内に取り込み、瑞樹はゆっくり抜き差しを始めた。

　手は、柔らかく陰嚢をさすり揉み込む。
　初めてとは思えないその愛撫に、誠の下半身は熱く昂ってきた。
　気分が乗ってきた誠は、瑞樹の動きに併せて、ゆるやかに腰をやってみた。
「ん、ぅん。っく、んん……」
　彼は、声は漏らすが、苦しげではない。
　次第に大胆に、誠は動き出した。