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しおりを挟む息が上がる。
声が、漏れてしまう。
樹里は、思わぬ快感に身もだえた。
特に、腰。
徹の性器が樹里の腰回りに当たって、嫌でも刺激を受けてしまうのだ。
(いけない。このままだと、僕が先にイッちゃう!)
徹に尽くし、彼をイかせることが、樹里に課せられた仕事だ。
必死で欲望に抗い、身を働かせた。
しかし、体が言うことを聞いてくれない。
中心は充血し、硬くなる一方だ。
「んぁ。あ、はぁ、はぁ、あぁ……」
そんな樹里にニヤリと笑うと、徹は下から腰を突き上げた。
「んあぁ!」
「何か、邪なことを考えているな? 樹里くんは」
どうして欲しい? と意地悪な問いかけをしてくる徹だ。
訊きながら、二度三度と、腰を突き上げてくる。
「やっ、やッ、ダメ!」
「ダメ、か。何が、いけないんだろうね?」
「うぅ、あ。ッく、うぅ、あぁ!」
「樹里くん、返事は?」
意地悪な徹の責めに、樹里は大きく震えた。
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