恋してみよう愛してみよう

大波小波

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「んぁっ!」
 敏感な乳首を吸われ、杏は声を上げていた。
 ああ。
 そして僕は、ちょっぴり怪しくなる。
 杏は見悶えしながら、真の愛撫を受け止めた。
(でも多分、これが気持ち悦いってこと)
 真さんにされてるんだから、嫌じゃない。
 お風呂でされたことあるんだから、平気。
「っく、あぁ。んぁあ!」
 でも、ダメ。
 どんどん僕は、怪しくなる。
 どんどん、エッチになっていく。
「あ、あぁ。真、さぁん……」
「杏、素敵だよ」
 真の手のひらが、杏の白い腹を撫でる。
 きめ細やかな肌を、荒い男の手がさまよう。
 そして真は、杏の後ろに指を這わせた。
 紅い蕾の周辺をゆっくりと押し、慣れさせる。
 試すように、そっと中心に指腹を当てると、そこはひくりと蠢いた。
「杏、怖くないか?」
「はぁはぁ、う、うぅん……」
 目に、声に艶がある。
 ひとまず安心した真は、ベッドサイドに用意しておいたローションを手に取った。
 たっぷりと指に絡ませ、杏の後膣にも塗りたくる。
 そして、そろりとその太い指を、彼の体内へと潜り込ませた。
「う、あぁ!」
「大丈夫。そのままで」
 細心の注意を払いながら、真は初めての杏を拓き始めた。

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