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しおりを挟むクリスマスパーティー、と杏は目を輝かせた。
「僕、参加してみたいです!」
「そうこなくっちゃ」
詩央は、杏に笑顔をよこした。
「杏くんには、北條さんが張り付いていれば、他のお客様が割り込んでくる危険もないし」
他のスタッフたちも、面白そうだ、と乗り気だ。
「ね、北條さん。営業部長に、提案してみてください」
「面白そうな企画だな。さっそく、話してみるよ」
そうなるともう、勇んで会議に戻ってしまった真だ。
「北條さん、せっかく杏くんが来てくれたのに。もう少しゆっくりしていけば……」
「いえ、いいんです。それより僕、詩央さんに訊きたいことが」
少し頬を染め、目を反らすような杏のしぐさに、詩央は首を傾げた。
「何だろう。僕で良ければ、何でも言って」
あの、その、と周囲をうかがうような素振りを見せて、杏は詩央の耳元に口を持って行った。
「フェラ、ってどうすればいいんですか?」
「え!?」
百戦錬磨の詩央も、純情な杏の口からそんな言葉を聞けば、何だか恥ずかしい。
「真さんに、してあげたくて。それで」
「そう!? そう、だよね」
何、何の話? と寄ってくるスタッフに、少し外でお茶を飲んでくる、と言い残し、詩央は杏を連れて店外へ出た。
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