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しおりを挟む「ねぇ。僕とエッチ……してくれる?」
返事の代わりに、丈士は七瀬を組み敷いた。
「しようか。悪魔とするのは初めてだ」
面白い、と丈士はニヤリと笑った。
「お兄さん、僕より悪魔っぽく笑えるんだね」
「俺の名は、相良 丈士だ」
丈士は、七瀬にキスをした。
そして唇を離すと、指をその口の中に入れて探った。
「んぁ、くぅあ、あぁ」
「犬歯、小さいな。牙くらい生えてるかと思ったけど」
「ぉう! いひいひ、マカいひらいれお!」
(もう! いちいち、バカにしないでよ!)
口答えしていた七瀬も、丈士の唇が小さな乳首を吸い始めると大人しくなった。
目を閉じ、ふるふるとわなないて、声にならない声を漏らしている。
性器の先端からは蜜を零し、それが後膣へと流れ込んでいる。
これなら要らないかも、と思ったが、丈士はローションを手にした。
指に絡めて蕾を探ると、そこはぬぷりと彼をすぐに受け入れた。
「ね、早く挿れて。指で慣らさなくってもいいから」
「そうみたいだな。じゃあ」
「ヤだ! スキン着けないで!」
「そんなわけ、いくか」
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