寛容

rira

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となりにいるということは

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夫婦でいるということは
片方の意見を
まったく共感する態度もなく
自分の意見で強制的に上塗りして
今の立場を全部剥ぎ取るぞと脅して
無理やり同じ方を向かせることなのだろうか。


私たちは
別個の人間だから
一つのことに対して
まったく同じ意見を持つなんて
気持ち悪い、気持ち悪い。

いざという時自分の足で立てなければ
誰かを守ることもできないということを
一晩泣き腫らして気づいた。

対等に意見をすることができないのなら
わたしという人間はただの役なのなら
立てる準備をしなければならない。

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