死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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最初に聞いたのは俺だが、ゲーム時代の事を延々と聞かされるのはくる物が有るな。

「さて、周りの騎士の皆は夜営の準備を始めた訳だが…私は何をすれば良いのかね」

俺がそう言うとクリスはハッと何かに気づいた様で申し訳無さそうに俺に言った。

「あの、黒騎士さんには申し訳無いのですがその…」

歯切れが悪く言いにくそうな雰囲気が漂う。

う~ん、周りの騎士が夜営の準備を始めたのを見て申し訳無さそうになったって事は夜営が原因だよな、そう考えると…そうか、俺の分のテントが無いって事か。

まぁ周りの騎士と同じテントで寝てもらう訳にはいけないしな。

「えっと…その黒騎士さんが良ければですが私達のテントに」

「ちょ!お嬢様!?」

頬を赤らめながらとんでもない事を口走ろうとしたのを慌てて侍女の人が止める。

「なに、私は自分のテントが有るから気にしなくても良い」

アイテムボックスの中には色々と作ったアイテムを詰め込んであるからな、大抵のアイテムは揃ってると思う。

「そ、そうなのですか?良かったです…でも黒騎士さんは何も持っている物が無いように見えますが?」

まぁ見た目的には俺何も持ってないからな。

「なに、少し便利な物が有ってだな」

俺はそう言って1つの指輪を取り出す。

これは以前にアイテムボックスの効果をアイテムに付与出来ないか試した時に出来たアイテムだ。

指輪に空間魔法の能力を付与し、アイテムを異空間に収納する事が出来るようにしたアイテムで、この中にも便利なアイテムを収納している。

「何ですかそれ?」

クリスは、というより侍女の人もこの指輪がなんなのか分からないみたいだ。

「これはな、アイテムリングといってだな…」

そう言って指輪の説明を始めたんだが…この指輪ってこの世界じゃヤバい代物なんじゃないか?

クリスの表情は明るくなってるのに対して侍女の人はヤバいもん見るような目でみてるんだけど…

「え~と黒騎士様?ご冗談ですよね?そんなアイテムが有ったら国宝級なのですが?」

侍女の人は俺の事を疑っているみたいだ。

「いや、冗談では無いぞ」

そういって取り出したのは明らかに俺が隠すことが出来ない大きさの物を取り出す。

「これは…布団ですか?」

そう、俺が取り出したのは昔も良く使っていた不死鳥の布団だ。

これは不死鳥であるフェニの羽をふんだんに使った布団で、これで寝るだけで精神的安心を感じることが出来るし、HP、MPを回復させる事ができるというアイテムだ。

「触ってみるか?」

俺が布団を指してみるとクリスは、はい!といって触る。

「わ~!フカフカです…ほらロベルタも触ってみて」

クリスの一言でやっと名前の判明した侍女のロベルタも触り始める。

おいおい…侍女の人も目が輝き始めたぞ。

「どうやら気に入ったみたいだな…よし、ならその布団使っても良いぞ」

「いえ!そんな、黒騎士さまのなのですから別に気にしなくて良いんですよ」

遠慮してるのかな?

「遠慮しなくて良い、この布団はまだ有るしな」

そう言って俺は馬車から出る。

そして周りの騎士達がテントを準備している所をみて人を探す。

いま探しているのはあの騎士達の中でも一際忠誠心が高かった騎士だ。

辺りを見渡すと…いたいた。

すこし離れた所で剣の素振りをしている所だった。

俺が後ろから近づくと俺に気づいた様で素振りを止めた。

「貴様、何の用だ」

「いや、少し夜風に当たりにきてね、他の騎士が夜営の準備をしているなか素振りをしている者が見えたのでな。
様子を見に来たのだよ、そして今から俺は少し出かける、そうクリスに伝えておいてくれ」

「貴様!姫様を呼び捨てにするとは何事だ!」

騎士は俺に向かって叫んでくるが俺は無視して森の方に入っていく。

暫く歩き、人の気配が少なくなった所で足を止める

「所で、君たちは俺に何の用なのかな?」

俺が声を掛けると周りから数人の黒い装束を纏った人が出てきた
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