32 / 280
32
しおりを挟む
ファイアーボール、そして氷はだいたい同じ所を通った所でウインドカッターが飛んできた、となると熱源感知は建物を中心に一定範囲を感知しているのだろう。
そして氷にも反応した所から熱源関知のシステムは建物の周辺の温度を感知して、周りから離れている熱源に攻撃魔法を放つ物だと考えられる。
じゃないと雨が降ったりした時にも魔法が連発される事になるしな。
となると、あの熱源感知を突破する方法は自分を熱源感知に引っ掛からない様にする、自分を周りと同じ温度にするか、周りを自分と同じ温度にするかだな。
まぁはっきり言って最初の奴の方が楽だからそっちの方を実行するんだけどな。
という訳で自分の周りの空間を時空魔法で結界を作り干渉出来ないようにする。
そして結界を維持したまま建物の方に向かって歩いていくだけだ。
俺がさっき魔法が感知された場所に着いても魔法が飛んで来ない。
どうやら成功したみたいだな。
俺はそのまま建物に向かって歩き、扉を開ける。
扉を開けると薄暗い部屋に培養器の様な物が並べられている部屋に出た。
「っち!悪趣味な部屋だな」
培養器の中にはゴブリンやオーク、コボルトと言った魔物やエルフや獣人と言った亜人種が入っていた。
多分何かの実験を行っていたのだろう。
しかも形跡も新しい物が見られる所から最近も活動をしていたみたいだ。
培養器の中に入っている生き物は皆体の一部が無くなっていた。
「やっぱり死んでいるか」
生きているのが居るかと培養器を調べたのだが、培養器の中にいる生物は皆死んでいた。
となるとこの培養器は体が腐らないようにする役割なのだろう。
そして部屋の最奥には、一際大きい培養器が有った。
そしてその培養器には様々な生き物の一部が継ぎはぎで繋がっている物が有った。
「人工キメラの実験か」
キメラとはライオンの頭、ヤギの胴体、蛇の尾をもつキマイラの名にちなむもので、ファンタジー系の話では様々な生き物の一部がくっついている合成獣の事を指す。
人工キメラとは人工的に多種族の強い部位をくっつけて最強の生物を作ろうというものだ。
そして大きい培養器に入っているのも生きている様子は無い。
そして培養器の後ろには地下に続く階段が有った。
この実験で犠牲になった者は多いだろう。
俺は地下に続く階段を降りていく。
降りていくなかで警戒度を上げていく。
そして階段を降りきった先にはまた薄暗い部屋が有った。
「ライト」
どうやら人の気配は無さそうなので魔法で光源を確保するために光魔法を発動させる。
すると暗かった部屋が明るくなり、部屋の中が見渡せる様になった。
部屋の中には大量の紙が散らばっており、拾って見てみると紙には大量の文字と、イラストが書いてあった。
これは研究レポートみたいな物か?
この世界の文字はまだ読めないのでなんて書いてあるかは分からないが、イラストの方は分かりやすく書かれていた。
イラストの内容は大型のモンスターに他のモンスターの四肢がくっついたりしたり、人間の手足が獣人になっている様な物も有った。
多分実験で作ろうとした人工キメラの予想図か実際に試した奴の結果を書いているのだろう。
実験が成功したかは分からないが回収しておいた方が良いだろう。
俺はそこら辺に散らばっている紙を全てアイテムボックスに収納した後、部屋の中を調べる。
調べた結果、この奥に部屋などは無く、研究施設はここまでの様だ。
俺はこれ以上の収穫が無さそうなのでここから出ることにする。
途中で培養器を破壊して中に入っていた人達を出す。
そして一人一人をアイテムボックスの中に入れて外に出る。
そして建物から出た俺は少し離れた場所に移動する。
「さて、やるか」
俺は多目に魔力を込めて虚無魔法を発動させる。
「消し飛べ!」
俺の放った魔法は建物に当たり、目の前に有った建物は俺の放った魔法で跡形もなく消滅した。
そして氷にも反応した所から熱源関知のシステムは建物の周辺の温度を感知して、周りから離れている熱源に攻撃魔法を放つ物だと考えられる。
じゃないと雨が降ったりした時にも魔法が連発される事になるしな。
となると、あの熱源感知を突破する方法は自分を熱源感知に引っ掛からない様にする、自分を周りと同じ温度にするか、周りを自分と同じ温度にするかだな。
まぁはっきり言って最初の奴の方が楽だからそっちの方を実行するんだけどな。
という訳で自分の周りの空間を時空魔法で結界を作り干渉出来ないようにする。
そして結界を維持したまま建物の方に向かって歩いていくだけだ。
俺がさっき魔法が感知された場所に着いても魔法が飛んで来ない。
どうやら成功したみたいだな。
俺はそのまま建物に向かって歩き、扉を開ける。
扉を開けると薄暗い部屋に培養器の様な物が並べられている部屋に出た。
「っち!悪趣味な部屋だな」
培養器の中にはゴブリンやオーク、コボルトと言った魔物やエルフや獣人と言った亜人種が入っていた。
多分何かの実験を行っていたのだろう。
しかも形跡も新しい物が見られる所から最近も活動をしていたみたいだ。
培養器の中に入っている生き物は皆体の一部が無くなっていた。
「やっぱり死んでいるか」
生きているのが居るかと培養器を調べたのだが、培養器の中にいる生物は皆死んでいた。
となるとこの培養器は体が腐らないようにする役割なのだろう。
そして部屋の最奥には、一際大きい培養器が有った。
そしてその培養器には様々な生き物の一部が継ぎはぎで繋がっている物が有った。
「人工キメラの実験か」
キメラとはライオンの頭、ヤギの胴体、蛇の尾をもつキマイラの名にちなむもので、ファンタジー系の話では様々な生き物の一部がくっついている合成獣の事を指す。
人工キメラとは人工的に多種族の強い部位をくっつけて最強の生物を作ろうというものだ。
そして大きい培養器に入っているのも生きている様子は無い。
そして培養器の後ろには地下に続く階段が有った。
この実験で犠牲になった者は多いだろう。
俺は地下に続く階段を降りていく。
降りていくなかで警戒度を上げていく。
そして階段を降りきった先にはまた薄暗い部屋が有った。
「ライト」
どうやら人の気配は無さそうなので魔法で光源を確保するために光魔法を発動させる。
すると暗かった部屋が明るくなり、部屋の中が見渡せる様になった。
部屋の中には大量の紙が散らばっており、拾って見てみると紙には大量の文字と、イラストが書いてあった。
これは研究レポートみたいな物か?
この世界の文字はまだ読めないのでなんて書いてあるかは分からないが、イラストの方は分かりやすく書かれていた。
イラストの内容は大型のモンスターに他のモンスターの四肢がくっついたりしたり、人間の手足が獣人になっている様な物も有った。
多分実験で作ろうとした人工キメラの予想図か実際に試した奴の結果を書いているのだろう。
実験が成功したかは分からないが回収しておいた方が良いだろう。
俺はそこら辺に散らばっている紙を全てアイテムボックスに収納した後、部屋の中を調べる。
調べた結果、この奥に部屋などは無く、研究施設はここまでの様だ。
俺はこれ以上の収穫が無さそうなのでここから出ることにする。
途中で培養器を破壊して中に入っていた人達を出す。
そして一人一人をアイテムボックスの中に入れて外に出る。
そして建物から出た俺は少し離れた場所に移動する。
「さて、やるか」
俺は多目に魔力を込めて虚無魔法を発動させる。
「消し飛べ!」
俺の放った魔法は建物に当たり、目の前に有った建物は俺の放った魔法で跡形もなく消滅した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
372
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる