死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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これは…タトゥーの様な物だな。

一度刻まれたらこの奴隷術式が解除されるまでこの紋様が消えることが無いようになっているな。

それにこの魔方陣に鑑定スキルを発動した所、魔方陣には一般人への攻撃行為の禁止、そして所有者の害になる行動の禁止、自害の禁止など、所有者の不利益になる事が禁止され、そして所有者が設定したキーワードを言うと奴隷に罰を与える様になっているみたいだ。

他の奴隷術式とやらがどんなものかは分からないが、コロブスが開発したというこの術式は随分と高性能な術式らしい。

そりゃあこんな術式を悪用されれば大変な事になるだろう。

魔方陣の中に人を入れて呪文を唱えてしまえば自分のすることに抵抗できない奴隷を非合法で作ることが出来てしまうからな。

「修羅はこの奴隷術式がどんな効果が有るのかは知っているのか?」

俺は修羅にこの奴隷術式の詳細を知っているかを聞く。

「コロブスから多少の効果は教えてもらっていますが…主殿はこの奴隷術式の効果が分かるのですか?」

「ああ…この魔方陣の何処の部分がどう作用するのかは分からないが全体の効果は分かったぞ…この術式は俺から見ても非常に危険だ、ある程度の対魔力を持ってないと強制的に奴隷化させ、そして主に危害を加えられなくなるから奴隷化させられたら自力で解除する方法が無いという奴だ」

それを伝えると修羅は少し驚いた様子を見せたが、少しすると納得した様に頷いていた。

「コロブスがこの術式は危険だから他人には見せられないと言っていた理由がやっと分かりました…この術式が他の奴隷商人の手に渡ったら最悪国が滅びますよ」

「お分かりいただけましたか?」

俺と修羅が話をしていると男達を無事に奴隷化させたコロブスが話に参加してくる。

「流石修羅殿が主殿と言っている事は有りますね、一発で私の奴隷術式を見破るとは…」

「いえ、この魔方陣の効果が分かっただけでどの部分がどの効果を発動させるかは分かりませんでしたけどね」

俺は素直に答える。

「いえいえ、普通ならこの術式を見ても効果は分からない様になっていますから、ユウヤ殿は素晴らしい魔法使いなのですな」

コロブスは一発で魔方陣の効果を調べた俺のことを褒める。

そして自己紹介をしていないのにも関わらず俺の名前を知っているのは修羅が前に話したのだろうか。

「主殿、コロブスが名前を呼んだという事は主殿の事を認めたという事です」

そう言えば先程まではソコの御仁という呼び方だったのだが、魔方陣の効果を当てた後はユウヤ殿になっているな。

「まぁ効果は分かっても魔方陣を再現するのは出来なさそうだな」

想像と魔力のごり押しをすれば同じ効果の魔法を発動させる事は出来るだろうけど、それをすればこの魔方陣を発動させる魔力の何十倍も魔力を消費してしまうだろう。

「それでは修羅殿、この奴隷達の買い取り金額をお渡ししますね」

コロブスはそう言って懐から金の入った袋を取り出して修羅に渡す。

「…確かに頂戴した、それでは今からコイツらは冒険者ギルドから追放、コロブスの所有奴隷になった…また何か有ったら頼む」

コロブスから渡された袋の中身を確認した修羅はコロブスにそう伝える。

そしてコロブスは冒険者ギルドから奴隷達を連れ出し荷台に乗せて何処かに連れていった。

「それでは主殿これが捕縛協力に対する報酬です」

「いや、この金は受け取れない、この金は全て被害者の少女に渡してくれ」

修羅はそう言って俺に金を渡そうとするが、俺はそれを拒否する。

そのお金は少女達のケアに使うべきだと言う。

「そうですか…分かりました、これも被害者の少女に渡しましょう」

「ありがとな…っとそうだ、さっき修羅に渡そうと思っていた物が有るんだ」

俺はそう言ってさっき私忘れたアイテムを修羅に渡した。
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