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エドワードと軽く挨拶をした俺は他の冒険者たちに挨拶をしようとしたのだが、冒険者たちは直ぐに馬車に乗っていってしまった。
「ああ、貴方が最後でしたから、貴方が来たら直ぐに出発すると言ってあるんです」
俺が不思議そうにしているのを見たエドワードが俺に話す。
依頼書には早朝としか書いてなかったが、皆随分と早く集合したみたいだな。
出発するという事で俺とヤヨイも指定された馬車に乗り込む事にする。
「皆さん今回はよろしくお願いしますね」
俺は既に馬車に乗り込んでいた冒険者たちに挨拶をする。
だが、返事は帰ってくることは無かった。
まぁ良いか
「ヤヨイ、座ろうか」
「はい」
ヤヨイに声をかけて俺とヤヨイは馬車に座る。
「じゃあ出発しますよ!」
先頭の馬車に乗っているエドワードが大きい声で出発を宣言する。
外を覗くとエドワードが乗っている馬車は出発し、それに続くように俺たちと前の馬車が出発する。
ガラガラと馬車が進んでいく…
俺とヤヨイは馬車に揺られながら軽く装備の点検をしている。
「やっぱり揺れるな」
「そうですね…この文化レベルではサスペンション等は無いですから」
ヤヨイの言葉にそうだよな~と反応するが1つとあることを思い出した。
「そうそう、以前にクリスと一緒に馬車に乗ったんだが、それにはサスペンションが付いてたぞ、確か古代の本に載っていたとかなんとか言ってたぞ」
「それは本当ですか!」
なんとなく言ったのだが、ヤヨイには重要な事だったのか、大声で質問をしてきた。
「おい、ヤヨイ…声が大きい」
馬車はそこまで大きくなく、大きな声を出せば周りの注目を集めてしまうのは仕方がない事だ。
「あ…すみません、皆さんも、大きな声を出して申し訳ありません」
俺の言ったことを理解したのかヤヨイは少し顔を赤くして周りに謝る。
「コ、コホン…それでマスター馬車にサスペンションが使われていたとは本当ですか?」
一度仕切り直す様にわざとらしく一度咳き込んだヤヨイは静かに質問をしてくる。
「ああ、クリス…この王国のお姫様なんだが、この国にくる途中でトラブルに遭っていた所を助けたんだが…助けてもらったからと馬車に乗らせて貰ってな、その時に揺れが少ないから聞いてみたんだ」
「そしてその答えがサスペンションを使っているという物だったと?」
ああ、と答えるとヤヨイはなにやらを考えるようにブツブツと小さい声で話している。
どうやら何故この文化レベルでサスペンション等という技術が有るのか、を考えてるらしい。
「そうそう、そう言えばクリスは王家に伝わる本に書いてあったって言ってたぞ」
「そうなのですか?…それでも何故そんな技術が王族に伝わっていたのでしょう?」
ヤヨイは疑問に思ったことを口に出す。
「俺が邪神を倒した時の事なんかも書いてあるらしいし、どうせ神の奴が書き記したものだろう」
俺がそう言うとヤヨイは納得した様でウンウンと頷く。
「成る程、あの神ならばマスターの故郷である地球やゆぐどらしるの知識や技術を知っていても可笑しくないですね…」
今考えると、クリスが言っていた王家に伝わる本というのは、自分達がどの様な存在の封印を維持しているのかを教えると言うことと、封印を維持する対価として今より遥かに進んだ技術を記したのではないかと思う。
邪神の力の封印についてと、王族に伝わっている本について俺が考えた事をヤヨイに話す。
「…邪神の力ですか、あの時にマスターに滅ぼされたと思ったらこんなところに…あの時に素直に消滅していればマスターの手を煩わせる事も無いというのに…」
ヤヨイはボソッと何かを呟いたが、声が小さかったので聞き取ることは出来なかった。
「ん?ヤヨイなにか言ったか?」
少し気になったのでヤヨイに聞いてみると、何でもありませんとはぐらかされてしまった。
「マスター、何者かがこちらに向かって走ってくる音がします…多分モンスターでしょう」
ヤヨイは俺にモンスターの襲撃を教える。
「モンスターが襲ってきたぞ!」
俺とヤヨイが武器を持って外に出ようとしたとき、前方から大きな声でモンスター襲撃を教える声が聞こえた。
「ああ、貴方が最後でしたから、貴方が来たら直ぐに出発すると言ってあるんです」
俺が不思議そうにしているのを見たエドワードが俺に話す。
依頼書には早朝としか書いてなかったが、皆随分と早く集合したみたいだな。
出発するという事で俺とヤヨイも指定された馬車に乗り込む事にする。
「皆さん今回はよろしくお願いしますね」
俺は既に馬車に乗り込んでいた冒険者たちに挨拶をする。
だが、返事は帰ってくることは無かった。
まぁ良いか
「ヤヨイ、座ろうか」
「はい」
ヤヨイに声をかけて俺とヤヨイは馬車に座る。
「じゃあ出発しますよ!」
先頭の馬車に乗っているエドワードが大きい声で出発を宣言する。
外を覗くとエドワードが乗っている馬車は出発し、それに続くように俺たちと前の馬車が出発する。
ガラガラと馬車が進んでいく…
俺とヤヨイは馬車に揺られながら軽く装備の点検をしている。
「やっぱり揺れるな」
「そうですね…この文化レベルではサスペンション等は無いですから」
ヤヨイの言葉にそうだよな~と反応するが1つとあることを思い出した。
「そうそう、以前にクリスと一緒に馬車に乗ったんだが、それにはサスペンションが付いてたぞ、確か古代の本に載っていたとかなんとか言ってたぞ」
「それは本当ですか!」
なんとなく言ったのだが、ヤヨイには重要な事だったのか、大声で質問をしてきた。
「おい、ヤヨイ…声が大きい」
馬車はそこまで大きくなく、大きな声を出せば周りの注目を集めてしまうのは仕方がない事だ。
「あ…すみません、皆さんも、大きな声を出して申し訳ありません」
俺の言ったことを理解したのかヤヨイは少し顔を赤くして周りに謝る。
「コ、コホン…それでマスター馬車にサスペンションが使われていたとは本当ですか?」
一度仕切り直す様にわざとらしく一度咳き込んだヤヨイは静かに質問をしてくる。
「ああ、クリス…この王国のお姫様なんだが、この国にくる途中でトラブルに遭っていた所を助けたんだが…助けてもらったからと馬車に乗らせて貰ってな、その時に揺れが少ないから聞いてみたんだ」
「そしてその答えがサスペンションを使っているという物だったと?」
ああ、と答えるとヤヨイはなにやらを考えるようにブツブツと小さい声で話している。
どうやら何故この文化レベルでサスペンション等という技術が有るのか、を考えてるらしい。
「そうそう、そう言えばクリスは王家に伝わる本に書いてあったって言ってたぞ」
「そうなのですか?…それでも何故そんな技術が王族に伝わっていたのでしょう?」
ヤヨイは疑問に思ったことを口に出す。
「俺が邪神を倒した時の事なんかも書いてあるらしいし、どうせ神の奴が書き記したものだろう」
俺がそう言うとヤヨイは納得した様でウンウンと頷く。
「成る程、あの神ならばマスターの故郷である地球やゆぐどらしるの知識や技術を知っていても可笑しくないですね…」
今考えると、クリスが言っていた王家に伝わる本というのは、自分達がどの様な存在の封印を維持しているのかを教えると言うことと、封印を維持する対価として今より遥かに進んだ技術を記したのではないかと思う。
邪神の力の封印についてと、王族に伝わっている本について俺が考えた事をヤヨイに話す。
「…邪神の力ですか、あの時にマスターに滅ぼされたと思ったらこんなところに…あの時に素直に消滅していればマスターの手を煩わせる事も無いというのに…」
ヤヨイはボソッと何かを呟いたが、声が小さかったので聞き取ることは出来なかった。
「ん?ヤヨイなにか言ったか?」
少し気になったのでヤヨイに聞いてみると、何でもありませんとはぐらかされてしまった。
「マスター、何者かがこちらに向かって走ってくる音がします…多分モンスターでしょう」
ヤヨイは俺にモンスターの襲撃を教える。
「モンスターが襲ってきたぞ!」
俺とヤヨイが武器を持って外に出ようとしたとき、前方から大きな声でモンスター襲撃を教える声が聞こえた。
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