死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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「それでマスター、邪神の力についてはどうするんですか?」

リビングに降りて食事を開始した俺とヤヨイだが、途中でヤヨイがそう聞いてくる。

「そうだよな…俺の本来の目的はそれだしな」

邪神の力を消滅させる為に公国に来たは良いものの、公国は教国と戦争するってなってるし、そもそも邪神の力が何処に封印されているかも分からないからな。

「王から聞いた話だと国王とか皇帝だとかその国で一番偉い家系が封印をしていると言っていたがこの国だとな…」

「そうですね、この国は四大貴族が国を運営しているみたいですし、この国で一番偉い人はと聞いても直ぐには分かりそうに無いですし…」

「それなんだよな…他の国みたいに国のトップを1人にしててくれれば分かりやすいのに…」

邪神の力は四大貴族の何処かが封印しているのだろうか?…いや、1つの家が封印を維持しているならその家が国のトップになっている筈だ。

となると邪神の力の封印は四大貴族が共同でしていると考えるべきか。

だとすると…

「マスター?」

ヤヨイの声が聞こえてきた。

どうやら俺がいきなり黙ってしまった事で心配を掛けてしまったのだろう。

「すまない、少し考え事をしていたんだ」

「それは邪神の力が何処に封印されているかですか?」

「ああ、多少の推測は出来たから、食べ終わったら話すよ」

俺はそう言って食事を再開した。

さて、ヤヨイの美味しい朝食を食べ終わり、現在俺はリビングでヤヨイと向かい合っている。

「じゃあ邪神の力が何処に封印されているか…それについて俺が考えた事を話すぞ」

ヤヨイが頷いたのを見た俺は先ほど考えた事をヤヨイに話す。

「四大貴族が共同で封印をしている…ですか、確かにそれでしたら邪神の力を維持している者の家が国のトップに君臨しているという話にも繋がりますね」

ヤヨイも俺の意見に賛同する。

「それで、邪神の封印されている場所についてなんだが…始めに四大貴族が住んでいる屋敷…というのは有り得ないと思う」

王国では城の地下に邪神の力が封印されていたが、この国には王城の様に巨大な建物が存在しない。

それに、四大貴族の何処かの家に邪神の封印がされているなら、共同で封印している筈の他の四大貴族が頻繁に1つの屋敷に入っているという情報が出てくる筈だ。

「そうなのですか?」

ヤヨイがそう聞いてくるので俺は考えをヤヨイに話す。

「ああ、ヤヨイも商人達に話を聞いた時に聞いていただろ?四大貴族はそこまで仲が良くないって」

「そういう事ですか」

俺がそう言うとヤヨイは納得した様だ。

「1つの家に頻繁に他の四大貴族が出入りしているなら仲が良くないなんて話が出るわけが無いからな、それで、四大貴族の内の何処か、という選択肢は消えた」

「後は四大貴族が良く行く場所という条件で絞り込めるという訳ですね」

「まぁそう言うことだ、候補としては巨大な建物、そして有名な観光地と言った所だろう」

巨大な建物なら邪神の力を隠すことが出来るし、観光地にはそれなりの逸話があるだろうからな。

昔の歴史的建造物とか、おとぎ話のモチーフになった場所とかな。

それに加え四大貴族が一定感覚で訪れてるなんて話が有れば確定といっても良いんじないか?

「そうですね、この後また商人達に情報収集をして四大貴族の情報を集めましょう」

「オーケー、まぁ昼ぐらいまで情報収集をすれば良いだろう」

「そうですね、それでは情報収集はどうします?」

ヤヨイは俺に一緒にやるか別れて行動するかを聞いてくる。

「そうだな、別に別れても良いんじゃないか?」

「分かりました…それではこれから街に行き、別れて情報収集をして、昼頃に集まって情報の共有という事で良いですか?」

ヤヨイがこれからする事を言ってくれた。

「ああ、それでいい…じゃあ行くぞ」

俺はヤヨイに返事をして、ヤヨイと共に街に転移した。
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