死んだと思ったら異世界に

トワイライト

文字の大きさ
135 / 280

135

しおりを挟む
俺が鑑定した武器の鑑定結果はこうだった。

儀礼剣

複数の職人による細かい装飾が施されており、見栄えが非常に良い。

見栄えが良く、王国でも人気の一品。

儀礼剣なので武器としては非常に脆い。

つまり、商人の言っていた王国でも人気の一品というセリフは武器として、ではなく、儀礼剣として人気があるという意味なのだ。

俺が鑑定した剣は柄には細かい装飾がされており、鞘にはに宝石が付けられているので、見栄えも良いし、一目見たら値段が高いのだろうと分かる。

実際に儀礼剣としては人気なのだろう。

儀式とかで身につける道具としては非常に使えそうだからな。

まぁ鑑定に書いてあった通り、武器としては全然使えないだろう。

はっきり言って普通の剣とマトモに打ち合えばすぐに壊れると思う。

まぁ商人が嘘を言って詐欺をしようとしている訳では無いし、冒険者ならすぐにこの剣が戦闘に使えないという事は分かるだろう。

鑑定結果を見た俺は儀礼剣を売っている商人の露店から離れる事にした。

「にしてもあの商人も良くあの場所であんなものを売ろうと思ったよな」

儀礼剣は見栄えが良くなる様に作っているからその分値段が高くなる。

実際にあの商人が売っていた剣は儀礼剣としては一級品と言っても良いぐらいだからな。

となるとその分値段も高くなる訳で、安い物でも金貨20枚の値段がついていた。

冒険者達ならあんな剣は買わないだろうし、やはり商人に売るために露店を開いたのだろうか?

公国が戦争する為に金をばら撒いている中、公国で稼いだ商人をターゲットに儀礼剣を売り、金を稼ぐ。

あの商人がしているのはこういう感じか?

まぁ商人ならあの儀礼剣を買値よりも高く売れるだろうし、意外と売れるのだろうか?

まぁ考えても俺には関係のないから別にいいか。

俺はそう考え、他の露店の商品も見ていく事にする。

露店では色んな種類の武器が売っていた。

剣や槍はもちろん、鎖鎌や三節棍、ハルバードといった物まで有って、見ているだけでも楽しむことが出来た。

ユグドラシルオンラインでは三節棍や鎖鎌なんて使っているプレイヤーは居なかったから、見ていて珍しい。

だが、性能の方はやはりというか普通な物ばかりで、斬撃強化といった特殊効果が付与されている訳でも無い。

材料も鉄の物ばかりでミスリルなんかの魔法鉱石が使われた物はあまり見かけない。

やはりこの世界で魔法鉱石は希少なのだろうか?

それともミスリルを加工出来る職人が少ないのか…どちらかというと後者の方が大きそうだな。

ユグドラシルオンラインではレベルとスキルレベルを上げればどんな鉱石も加工する事が出来たが、この世界にレベルがあるかは分からないし、ミスリルの加工に耐えられるアイテム等があまり無いのでは無いか?

それじゃないとわざわざ強い武器を作れるにも関わらず作らないって事になる。

これから戦争をするって国に売り込みに行くんだ、商人も良い武器の方が高値で売れる事は分かっているだろうし、ミスリルなんかの魔法鉱石の加工が普通に出来るなら、こんなに少ない訳がない。

親父さんの店にはミスリル製の武器を何個も置いてあった。

多分全部親父さんが作ったのだと思うが、それを考えると親父さんは本当に凄い鍛治士なのだろう。

まぁ国が直々に武器を売ってくれと言ってくる程なのだから親父さんがどれだけ凄いか分かるだろう。

「よし、この世界の武器の基準は大体分かった」

俺は露店に売っている武器を一通り見た事で、この世界で使われている武器がどれ位の性能が有るのかが分かった。

まずこの世界で使われている武器の大半は鉄製だ。

それに殆どの武器に追加効果が付いていない。

ユグドラシルオンラインではある程度鍛治スキルを上げればつけられる様になる斬撃強化すら付いていない。

やはりこの世界の人たちは鍛治スキルを使ってないで、純粋な技術だけで武器を作っているらしい。

武器の性能自体は玉石混交で、良いものも有ればそこまで良くない物も有る。

これは先ほど言った通り、この世界の人たちが鍛治スキルを使っていなくて、純粋な技術で鍛治をしているから、製作者の技量によって武器の性能が大きく変わってくるのだろう。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜

タナん
ファンタジー
 オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。  その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。  モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。  温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。 それでも戦わなければならない。  それがこの世界における男だからだ。  湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。  そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。 挿絵:夢路ぽに様 https://www.pixiv.net/users/14840570 ※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う

シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。 当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。 そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。 その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。 そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。 その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

処理中です...